博士後期課程(等)の就職活動

いつかはまとめて(一気に)書いてしまおうと思っていた、就職活動関連のお話。

ジョロジョロと序論

先に書いておくと、私は理系・工学部・研究内容は完全に理学系・博士後期過程在学中で、受ける試験は学部時代に受けていた授業が工学のため、電気・電子・情報系です。世の中、分野ってのは広いですからね。分野が違うと行動がかなり異なることもあるでしょう。
体験記なので博士後期の人向けのことも多いですが、公務員試験の小話やTipsなど、修士の方が読んでも役に立つ内容が含まれているかもしれません。しょうもない細かいことも書いてみました。


以下に書く企業に私同様内定もらえなかった方は、頑張っていくつでも当たって砕けて頑張りましょう・・・色々とキツイですけどね。
逆に内定もらえた方、推薦で楽に行けたwwwwwという方は、適当に悦に入っててください。
私は名古屋付近住民ですので、内容がそちらに偏っているとは思いますが、その辺はすみません。
有名な「博士が100人いるむら」の「ゆくえふめい」にならないためにも・・・特攻あるのみです!


内容に間違っていることがあったとしましたら、その点はごめんなさい、教えていただければ直します・・・が、勿論自分で確認するくらいの慎重さは持つべきです。
ちなみに、ここ↓「博士の生き方」は読んでおくべきかなと思います。「数字で見る博士課程修了後」が、データとしても面白いです。博士課程後行く方なくてフリーターという人の数が、国全体としてのフリーター数を押し上げるという影響はほとんどない、とか。
http://hakasenoikikata.com/

とりあえずだけれども大事な時期

とりあえず、就職活動を始める時期について書いてみますと(かなり大事)、早い所は卒業年度の前の年(4年なら3年、M2ならM1、D3ならD2)の後期始めくらいから、既に情報提供が始まっている場合があります。特にTV局なんか早いらしいですね。電気メーカーや電力とかも、1月には注意した方がいいかもしれません。公務員試験は、国家は申し込み用紙配布が2月?地方上級は、申し込みが恐ろしく遅く、名古屋市の場合卒業年度始めに気にしていれば大丈夫です。新聞社は春採用・秋採用があります。大企業なんかでは通年採用や、複数回募集をかけることが増えていますので、チェックして下さい(間違いなく、一年に受けられるのは一回だけのはずですが)。「どの時期に受けても内定率は変わりませんよ^^」とか言っていますが、私はあまり信用していません。

さて、博士課程の就職活動は、修士過程のものと同じように動けるものもあれば、そうでないものも色々あります。
公務員試験は、基本的に大卒程度の採用ですので、博士も修士も関係ありません。しかし、企業の場合は採用の申し込み方から大きく異なる場合がありますので、イチイチ確認はした方がいいと思います。下手に専門性こだわるなら、修士と同じようにやってくれりゃいいんだっつの!博士である以前に、職が欲しい人間なんだっつの!その辺は、むしろ中小企業の方が理解してくれていると思いました。

国家公務員試験

国家公務員試験はⅠ種とⅡ種があり、Ⅰ種の方がはるかに難しいと思います。私は、Ⅰ種の方は何回受けてもダメでした。逆に、Ⅱ種は毎回筆記は通りました。*1
勿論、高校時代の友人Tのような人もいます。彼は非常に成績優秀で(全国規模の模試で必ず上位に食い込むくらい)、すっとT大に入り、卒業しました。その後、一発でⅠ種国家公務員に合格し、現在警察庁にいます。何が言いたいかというと、毎回Ⅰ種に楽に合格できそうな人も世の中にはたくさんいる、ということですね。しかし、逆にその程度の頭脳でないと、入ってからが大変なのかもしれません。
Ⅰ種試験は一次に択一式(教養・専門)・二次に筆記(専門・論文)・面接試験があります。採用候補者名簿に乗ると、3年間有効だと聞きました。また、Ⅱ種試験は一次に択一式・論文・二次に面接試験があります。しかし、有効なのは1年間です。その意味では、来年度大学院を修了・中退する予定がなくても、Ⅰ種は受けておいて損はないのではないでしょうか。
申し込みは、まず申し込み用紙配布期間に入ったら、私は人事院へ取りに行きました。地下鉄市役所を降りて、名古屋市役所の正面の道を垂直に少し行くと、左手に見えます。恐れずひるまずエレベーターで上り、取りに行きましょう。2セット(ハガキがはさんである)くらい取ってもバチはあたらんでしょう(書き損じなどなどに備えて)。
用紙の配布開始と申し込み開始は違う日にちです。↓で確認してください。
http://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo.htm
試験当日ですが、はっきり言って恐ろしい数の人数が集まります。会場が中京大学だった場合など、開場までにものすごい行列ができました。なるべく早めに行きましょう。ちなみに、面接以外は私服で大丈夫だと思います。少なくとも、マーク試験は私服が多数派です。

地方公務員試験

地方公務員試験は、県・市町村が採用している公務員です。
私は電気系の人間なのですが、愛知県庁を受けられるなら受けてみようと確認してみたところ・・・電気系の採用がありませんでした。これは毎年なのか、今年のみなのかはさっぱりです。
それから、名古屋市の試験は受けました。名古屋市は、電気系職員と電子の研究職の採用があります。しかし、電子の研究は、今年は採用枠0でした。基本的に欠員補充ですから、こうなるんでしょうね。詳細はWeb等で確認してください(やや探しにくい)。
電気系職員の試験は、マーク(一般・専門)・論文・集団討論・面接です。マーク一般の難易度ですが、個人的にはⅠ種とⅡ種の中間ぐらいだと感じました。私の場合、Ⅰ種試験を受けた年は、その試験の前2ヶ月程度Ⅰ種用の勉強していました。Ⅱ種と名古屋市は、それだけで間に合う感じでしたが、これはあくまで個人的な所感です。Ⅱ種ははっきりいって、受かりやすいですね。私の専門は電気系なのですが、毎年似たり寄ったりの内容が多いです。大卒程度だと、専門的になり過ぎない程度の問題にしようとすると、どうしてもそうなるのかもしれません。難易度の高い低いはあれ、毎年似たりよったりという点はどの公務員試験も同じです。専門の難易度は、Ⅰ種はまぁ別格としてⅡ種と名古屋市は同じ程度だと思いました。
それから今年、私はⅡ種試験と名古屋市の面接の日が被りました。私は名古屋市を選びましたが、よーく考えて判断しましょう。名古屋市の集団討論と面接は同じ日で、午前中に討論、午後から個人面接という感じです。討論の内容は・・・サマータイム制の導入について可否を議論する感じだったかな。討論前に議題の用紙を渡され、10分かそこら、議題について考えをひとまずまとめる時間が与えられます。その後移動して討論開始。始め否定派が多かったのですが、話しているうちに、少しずつ導入してみてもいいのではないかという雰囲気になったりして。メモを取りながらの討論で、最後にそのメモは椅子に置いて立ち去るように指示されます。名前は知らされず、AさんBさんで呼び合います。否定派が多かったのですが、一人肯定派がいらっしゃったので何とか議論になりました。討論ですので、何かしら積極的に話した方がいいのではないでしょうか。ずっと下を向いてメモを取るだけ、なのはさすがにダメではないでしょうか。分からない話なら分からないから教えてくれ、と言えばそこから議論になります。同じような年齢の人達だと思うので、適当に友達と会話する気分で私は話してました。それから、午後の面接は普通に面接です。
さて、何にせよ、公務員は国家も地方も、今後楽な方向には進まないと私は(ここ重要。自分で判断するべき)思っています。例えば、電気系の職員は交通局・水道局などへの配属が多いと勝手に思っているのですが・・・つい先日、名古屋市交通局職員の給与の5〜10%(20%?)減が発表されましたね。赤字らしいっすね。
技術系公務員に関しては、かなりネガティブな内容ですが、↓のようなWebもありますので、一応チェックするのもいいかもしれません。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~hi-0429/index.htm
合格・内定をもらった中から職を選ぶ際、要する確かな判断材料は、日々の新聞の中にあると思っています。限られた紙面に、重要なものだけあえてピックアップし、押し込んでいるわけですからね。少なくとも、某巨大掲示板を鵜呑みにして、情報を全て持っていると考えるのは愚かです。確かな基本情報を持ち、それを踏まえて判断するのでしたらば話は別ですが、勿論自己責任です。
名古屋市の採用候補者名簿の有効期限は1年間です。書類上は次の年の夏までが有効期限です。しかし、9月に一回、1月に一回と説明会等がありますので、だんだん「断りづらい雰囲気」になります。そりゃ、人事にしてみたら普通に次の年4月から働いてくれた方が、面倒がなくていいですわな。ただ、受ける側も自分の(多分一生の)仕事を決める訳ですから、ギリギリまで、極論を言うと書類上の有効期限まで自由な気分で選択させてもらえるといいんですけどね。

国立大学法人等職員

はっきり言って、穴場です。(と私が書くことで知れ渡る?)
http://www.kokudaikyo.gr.jp/saiyou.html
国立大学などの事務・技術職員です。元々、公務員試験に合格した人の中から、各大学等へ採用されていたようです。

しかし皆様よくご存知のように、国立大学が法人化した際、採用試験が独自に行われるようになりました。つまり、申し込みは全く新たな窓口ということになります。しかしそのくせ、おそらく身分は公務員的なのではないでしょうか。当初申し込み方法を探そうと思いきや、ものすごく探しにくかった覚えがあります。「国立大学法人等職員」という日本語がまず、思い浮かばなかったですからね・・・。
採用試験は、日本の各地区で別々に行われます。簡単に言うと、東大職員と京大職員を一つの試験で同時には受けられないということです。それぞれの地区で申し込む必要があります。申し込み用紙ですが、大抵Web上では郵便で請求、と書いてあります。しかし、「各国立大学法人大学共同利用機関法人国立高等専門学校機構でも配布します」というのを見逃してはいけません。私は、自分の大学の事務に乗り込んで行ってもらいました。あまりもらいに来る人がいないのでしょうね、結構キョトンとされました。事務の方も一応お仕事ですから、行って聞けば教えてくれるでしょう。東海・北陸地区の申し込みハガキですが・・・国家公務員試験のパクリですやん。トレースしたんかおまいらは。
私は電気か電子・情報か、どちらで受けようか悩んだ結果、電子・情報で受けました。
試験当日、午前に教養試験を受けます。そして午後から専門がんばるかぁ・・・と・・・おもいきや電子・情報は専門試験がありません。はっきり言って拍子抜けです。私の中の摩邪が「ハァ!?」と叫びました。Webをよく読むと書いてありましたし・・・試験官にも思わず確認しました。
合格発表当日・・・携帯が鳴ります。誰だ朝っぱらから・・・と思えば・・・三重大からでした。そうです。採用後者名簿に載ると、その後はもう、各機関との直接交渉です。自分が行きたいと思った機関には、自分から電話などで働きかけなければ全くダメです。しかし・・・人気がない機関からは、逆に面接へ来て欲しいと電話がかかってきます。まだ合格発表見てないっつーのにも関わらず、むこうも必死です。きっと、いの一番に採用候補者へ電話をかけまくっているのでしょう。
私はそもそも、大学の職員はすべり止めでしたので、全く自分からは電話していませんので悪しからず。電話を下さったのは、三重大・金沢大(富山大だったかも)・岐阜高専の方でした。感謝いたします。面接に行ったのは三重大だけです・・・が、なんかあまりいい気のしない面接でした。(実は↓コレ)
http://d.hatena.ne.jp/shun_t/20050707#p2
金沢大(富山大だったとしても)・・・採用予定数、電子・情報は0人だったんですけど、電話を頂きました。自分の希望する機関・志望職種の採用者数が0であっても、電話等で当たって砕けてみると良いと思います。

企業への就職活動のきっかけ

さて、ここまでは公務員試験のお話。
はっきり言って、公務員試験は気楽ですね。むこうもお役所仕事ですから、受けに行くこちらの気分にそれ以上も以下もありません。
しかし、新卒の肩書きが持てるならば今一度、企業を受けてみる選択肢はあるべきです。

私も心底小心者ですので、企業への就職活動を始めるのがかなり億劫で不安でした。まず、何をどうしたら良いか分からない。
そんな中、私が就職活動を始める良いきっかけになったのは、「大転職祭」でした。
なんでいきなり転職やねん、というツッコミもあるかと思いますが・・・友人Pが、しきりに行ってみる事を勧めてくれましたので(さらにありがたいことに、ついて来てくれたという)、ビクビクしながら行ってみることにした訳です。感謝してるぜ!P!


会場へ行くと、とりあえずプロフィールを書く場所がありましたので、カーボンで何枚も同時に書けるようになっている用紙に書き込みます。書き込んでいる最中、入り口から私服で入ってきて「みんなスーツじゃん!」と騒いでいたアレな人たちがいたりもしましたが・・・まぁ、無視ということで。企業関連の試験・面接は、スーツが当然と思っているのが私のルールです。試験のみなら私服でも文句を言われない場合もしばしばあるとは思いますが・・・普通スーツでしょう。
書き終えてどうしたもんかと思っていると・・・案内をしてくれるお姉さん(この年でお姉さんとか呼ぶのもどうかと思うが)が話しかけてきてくれ、とりあえず手始めに、適当に選んでくれた企業へと案内してくれました。小心者としてはありがたいですね(情けない)。
それでまぁ、緊張して何を言ったらいいか分からないところですが、「御社は具体的にどのような事業をされているのでしょうか」とか、下調べしていないのはバレバレですがとりあえず聞いてみるといいのではないでしょうか。聞いているうちに、他に聞いてみたいことが浮かぶでしょう。浮かばなければ・・・モチツケ
そんなこんなで2社程度お話を伺いまして、就職活動の何たるかを体験できました。これは良い体験で、先にも書きましたが就職活動への恐怖心を和らげるきっかけになりました。
そいやこの転職祭、岐阜県警きてたような・・・公務員ってこういう募集もあるんだ・・・?

転職祭や就職祭のような企画が色々なところで行われていますが(特に名古屋だから、活気があるのかもしれませんが)、このような企画に出てくる企業は「取る気満々」です。話しかけて、無下に圧迫面接されるようなことはほとんどないのではないでしょうか。希望する企業があれば、進んでいくべきだと思います。企業一覧を見て、うーんどっちでも・・・な企業ばかりである場合は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は行ってませんけどネ。行くべきかもデスネ、ほんとは。

企業への接触へ向けて

何必死になってんの?博士なら推薦もらえるんじゃないの?
と思われる方も多いと思います。答えはNOです、注意してください。
はい、驚かしておいてなんですが、大学によると思います。あらかじめ確認をしてください。
うちの大学(一応国立)ではもらえませんでした。就職担当教授によると、大抵博士課程に行く人は、教授の方が企業と一緒に研究していて、そちらのつながりで職をもらえることが約束された上で博士へ上がるらしいですね。うちはそのようなものはありませんよ。推薦ももらえませんよ。
ハイ、公務員か自由応募しかない訳です。

さて、上記転職祭の後どうしたかと言いますと、とりあえずリクナビへ登録しました。また、友人Pの勧めで、毎日ナビにも登録しました・・・が、こちらははっきり言って何も使いませんでした。

リクナビへはかなり多くの大企業が登録していますが、大企業の場合は結局、それぞれの特設ページで再登録ということになると思います。メンドイんだよ、パゲ!

友人Pの意見を賜り、「僕は受けるんだったら子会社じゃなくて、本社受けるなぁ」との事でしたので本社ばっかり受けてみました!しかも大企業の!
先に結論。特攻!!リクナビ軍は全滅です!!
('◇')ゞ無茶しやがって・・・・。


皆さんは反面教師ということで、子会社なんかもちゃんと受けましょうね?
たとえ皆さんが十分に優秀であっても(私はアホウですが!)、企業としては全国(もしくは全世界)から集まった優秀な人間から、有限の数(ここ大事)選ばなければならない訳ですからね。そこはどうしても、運の要素があるのではないでしょうか。

当たり前ですかね・・・。子会社も受けとけというのは・・・。
逆に、本社もどんどん受けましょう!の方がベターですかね。新卒がもらえるなら、その肩書きは今だけです。人生で一度です。今特攻しなくてどうするんですか!何かの拍子に内定が出るかもしれません!


博士後期の方ですと、研究と就活の両立は結構時間的にキビシイかもしれませんが、なんとか適度に日程を組んで頑張ってください。私の場合は、日程が被らないように大体一企業ずつ受けてたせいで、あまり多くの数は受けれませんでした。

しかし、文系の人は何十社、百社の単位で受けに行くって言いますね・・・。
本当なら、大変だなぁ・・・。それで内定出なかったら、フリーターにでもなりたくなりますやね。

とりあえず接触だけした(つもりになった)企業

試験を受けたりということはしなかったけれども、接触だけしてみた企業(カッコ内は、現時点での2005年度の人用リクナビでのブックマーク数)
富士通(32114)、NEC(14135)、中部電力(7853)、TOYOTA(67122)。

富士通は、説明会だけ行ってみました。ユビキタスがなんだとかいう説明VTRを見て、お話を聞いて・・・。去年内定の先輩に話を聞いてみよう!みたいなコーナーやら、人事の人に直接話を聞いてみよう!みたいなコーナやらがありました。
前者コーナーは・・・できれば、就職活動に関する話みたいなものを聞いてみたかったんですがねぇ・・・推薦で内定した人が出てきました。しかも会話が弾まないタイプの人。話にならん!けぇれけぇれ!
後者コーナーは・・・博士課程はどうしても専門性を重視されますが、例えば修士のように扱ってもらって、専門と異なる分野へは行けますか?みたいなことを聞いてみました・・・確か(記憶が・・・)。返答は確か、「それは今まで勉強したことを捨てるということですよね?」みたいな話になりまして、そりゃ専門性は重視するよ、みたいな感じでしたね。これを聞いた後、ほんなら完全に物理理論の人だったら、全く弾かれるってことなんだなぁとやや愕然として*2、受けてみることをやめようと思いました。
その後、結構遅い時期までリクナビに、富士通から募集のメールが来てましたね。いい人材こなかったんでしょうか。必死だな・・・。


NECはですねぇ。05/02/27に登録しておいたんですが・・・なんか、事務系の試験のエントリーは見たんですけどねー。あれ!?研究職なんかの募集はいつやったの!?っていう。専用サイトにそれっぽい募集はなかったですしねぇ。そもそも新卒サイトのFlashってのが、どこクリックしていいのか分からんかったという話もあったりして。リクナビの方にも特に連絡はなかったですねぇ。
何やってんでしょうね・・・我ながら・・・。既に終わってたんですかね・・・2月で・・・。
皆さんはこんなことにならないよう、気をつけてくださいネ!ぐふっ。


中部電力は。これがまたよく分からなかったんですよねー。05/03/01の時点で、「パーソナルページ開設(仮登録)」からエントリーはしたんですよ。
しかし、全くその後連絡はないっす。事の詳細は↓
http://d.hatena.ne.jp/shun_t/20050419#p1
何かって言うと、中部電力は博士後期過程の人の採用は行っておりません、ということらしいです。
上のページにあるY様は、父親の知り合いのおえらい様なのですが・・・。きっと、採用に関しては無頓着なんでしょう、人事以外。


TOYOTAは、説明会だけ行きました。博士課程の募集期間は修士課程と異なり、結構長いです。確か、9月ごろまで書類発送を受け付けてくれるんじゃなかったかなぁ(要確認)。
説明会に行ってみようかな、と思ったのは結構遅かったので、既に名古屋での説明会は終わっていました。結局、わざわざ東京まで説明会を見に行くハメになったりして。旅費がどーんと消えたりして。オラ生まれて始めて、六本木ヒルズなんつーもんを見ただよ。たんまげただー。
しかし結局、9月までにはある程度内定があったので、受けませんでした。
そもそも、車に興味が全くないんですよね、私。

私が受けてみた企業

実際に受ける行動へ出たのは松下(36665)・東芝(消えた?)・日立(58069)・中日新聞(直接応募)・SONY(41811)です。なんて身の程知らずなラインナップだコノヤロー。

松下電器産業株式会社13年前に作られた、FF式石油温風機を探しています・・・。
それはともかく、受けてみたと言いますか・・・。松下は、とりあえずESとWeb試験で足切りです。
どんなWeb試験だったかと言いますと。当時のメモによると、共通試験と題して3分野の問題がありました。読解問題・公務員試験のパズルみたいなやつ(なんじゃそら)・適正診断?みたいなものだったようです。
初めてのWeb試験だったということもあり、散々でしたー。ここで終了ー。


東芝。ここも、ES+Web試験です。注意したいのは、電卓を用意しとけということです。なぜかって?私はWeb試験終わるまで知りませんでしたが何か?
問題は、結構大量のグラフ読み取り問題及び日本語読解です。グラフ読み取りで電卓使うんですね。はいはい。知りませんでした知りませんでした。しかし、日本語読解は簡単だった覚えが・・・。
結果ですが、恐らくそのままだと不合格だったんじゃないですかね。私の場合、就職担当がその間に東芝に連絡を取ってくれたようで、途中で推薦ぽく切り替わりました。
推薦はなかった、と上述したのですが、私も実は訳が分かりません。学校側としては単に連絡を取った、というだけのつもりですが、東芝側としては推薦の扱いにしてもらえていたという。認識がちぐはぐです。まぁ、こんなもんさね。
頂いたメール連絡の抜粋。「自由応募では最終選考まで行かないと部門面接に至りませんが、推薦枠では最初から部門面接となります。」だそうです。連絡を頂いた三日後に、工場見学とプレゼンとなりました。恐ろしく急な話だこと。行ったのは、川崎にある東芝 研究開発センターです。後で調べて知ったのですが、実はすごい所だったらしいですね(笑)。
名古屋からは遠かったですねー。名古屋(新幹線)→品川(普通乗り換え)→川崎着。川崎からはバスで20分でセンター着。計3時間。バスがまた、地元の人にはいいんでしょうが、私のような部外者にはどれに乗ったらいいか分からない。行かれる方はちゃんと調べましょう。*3
着くと待合所(入り口)で、同じ日に面接の予定を作られたらしい阪大の方と少しtalk。その後、もう一人来た人と一緒にどっかに連れて行かれました。
そして私は一人待合所で待った後、二箇所だけ研究しているところを案内してもらいました。しかし聞いたところによると、研究所の人でもあまり自分以外がやっている研究の内容は、見る機会がないらしいですね。
その後プレゼン。普通の研究者の方が3人集合して、ここまではフレンドリーな雰囲気でお話をうかがいました。そして・・・プレゼンの少し前。この3人の研究者の方の雰囲気が変わります。
そう、おえらい様1名の到着です。
はっきり言って、皆さん顔がこわばってましたね。おえらい様もまた、「オレは工学しか分からん!東芝をなめるなよ!」みたいな頑固な顔つきの人で。そんな中でプレゼンをしてみた訳です。
私の研究内容も、はっきり言って理学・物理寄りな研究ですからね。工学出身の皆さんに、よく理解できるとは思っていませんでした。はっきり言って、分かってなかったでしょうねー。この、頭の固そうな上司の存在が、東芝の堅実さを物語っていると思いました。
3人いた研究者の方のうち、1人だけ理学部出身の方がいらっしゃいまして、この方だけが「よく分かったよ」と言って下さいました。ですよねぇー・・・。PRBの論文持って行ったけど、はっきり言ってこの人たちには理解できない、と思いました。もって行かないよりゃええけどね。
プレゼンの後の会話で、その理学部出身の方が「私の研究に興味がある?」のような事を言って下さったのですが、なぜそのとき「あります!私にやらせて下さい!」と言えなかったのか、自分がうらめしいですねぇ。
帰る際、「今日は少ししか研究を見せられなかったけど、良かったら後日他の研究の所なども見せてあげたい」のようなことを言って下さいました。
数日後・・・はい、ダメでした!あれぇ?他の研究見せてくれるんじゃないのぉ?大人ってこれだから!
ちなみに、東芝は部門面接で旅費出ません。あまり景気良くないしね、東芝
何をしに行ったかというと、川崎で麻雀格闘倶楽部やって帰った、ということですな。それから、駅前の「暇つぶし専用ビル」みたいのがすごかったな。


次は日立です。ESと遅め日程のWeb試験です。
日立の自由応募は、博士も修士も関係ないようです。実際、集団面接の際は修士の方と一緒でした。
Web試験の内容ですが、ごめんなさい、メモし忘れました。確か、上記松下・東芝のものよりは比較的簡単で、「解けるようにできている問題」だと思いました。
リクナビの履歴を見てみると、「2005/05/18 「5月大阪:R&D」から予約」とありますね。これも記憶があいまいですが、Web試験通過後、何日の何時からの面接を望むかリクナビから予約しました。これがまた熾烈な争いで、私がその予約画面を見る頃には、既に午後13:00のような行きやすい時間は満席でした。やむを得ず、午前中の「2005/05/21(土) 11:05〜 大阪府 R&D(エンジニア系)」を選びました。会場は日立製作所 関西支社でした。
泊りがけも考えましたが、名古屋と大阪は比較的近いので、日帰りにしました。名古屋→新大阪→ポートタウン東で2時間30分。新大阪からポートタウン東までが、また遠いんですよ。そして、コスモスクエアとかいう乗り物と地下鉄との料金設定関係がよくわかんねーんですよ。本町の若い駅員に聞いても、ぶっきらぼうで適当な返答しか帰ってこねーし。ただ、ポートタウン東の駅員のおっちゃんは、親切に教えてくれましたが。結局、本町で乗り換えてコスモスクエアから行っても、住之江公園通ってフェリーターミナルから行っても、10分程度しか変わらないとは思います。今度自分が行くなら、分かりやすい後者で行くかな。ちなみに、ポートタウン東からは歩いてすぐです↓。交番前の信号は、ここで日立側に渡っておかないと、道を横切る機会を失います。
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.37.51.048&el=135.26.9.510&la=1&fi=1&sc=3
着くと、やたら広い吹き抜けありのロビーで、皆さん待機中でした。建物、凝った作りしてまんなー。ロビーの机真ん中に花が置いてあり、雫が乗っています。始め不思議には思いませんでしたが、雫がやや不自然だったので触ってみると・・・造花でした(んなことはどうでもいい)。
時間になると出席の確認をした後、プロフィールや志望する研究のようなものを書きました。日立以外でもそうなのですが、何も見ずに履歴書を書ける程度の準備はした方がいいみたいです。志望動機は勿論、何年卒・修了というところまで。
さて、そして集団面接です。既に書きましたが、11:05のような午前中予約が最後まで余っていた事を反映して、この時間のR&D(エンジニア系)の志望者数は・・・3人でした。スクネ!3人一緒に面接官(クソ真面目そうなメガネかけたお兄さん)とご対面、面接開始。まぁ、大量に志望者が来る中、こうでもしないとサバけないんでしょう。何を聞かれたかなぁ。大学時代何に力を入れたか(普通博士後期にまで聞くもんですかね、コレ・・・?)とか、自分が他人にどのように思われているか、みたいのがいくつかあったかな?それで、最後一言あればどうぞ、と(博士後期が柔軟性がない、と言われているがそんなことはない、強調してみましたが、ダメっぽですねぇ)。3人とも同じ質問をして、順に回答。公平に、一番始めに答える人は交代です。
そんな感じで終了です。新大阪地下のマクドで食い物買ってお土産買って帰宅。
先述のとおり、返事はNoooooooo!!ジョブマッチングまでいけねぇぇぇっぇえうぇ!
それから、日立もこの面接では旅費出ません。


そして中日新聞。応募は自由応募のみ。技術志望でやってみました。とりあえず、履歴書と400字詰め2枚の作文。
その後、試験案内が帰ってくるので一次試験を受けに行く。試験はスーツが多数派。技術は、一般知識と作文と専門試験。
一般知識は・・・一枚目は漢字のテスト。終わった直後なら色々覚えてたんですがねぇ。忘れてしまった。たんできを読んだり、四字熟語で山□水□:山水(自然)の景色が清らかで美しいこと、を埋めたり。山脈水脈って書いてやった。二枚目以降は、新聞を普段から読んでいれば答えられる問題がほとんど。文章から下線引いた問題、穴埋め、選択式など。今年で自民党は結成何年目?とかね。それから、スポーツ新聞的な問題も色々、芸能関係もちょこっとありました。最後の一枚の問題は、例えば林家正蔵とか100πが答えでした。何この答えの並び。
作文は、タイトルだけ決められるので、そこから書くという。今回は題:「毒」でした。私の場合、作文試験やら公務員の論文試験やらは、常に行き当たりばったりです。試験始まって、1時間の試験時間なら10分くらい何書こうか考えて、書き出します(この試験が1時間だったかどうかは覚えていない)。毒・・・毒・・・毒?有毒?うーんそれじゃあ、最近大手企業の不祥事が続くから、大きすぎるせいで改善に対する意識が希薄になるような企業内部の体質を有毒体質とみなして何かダラダラ書くか、という感じです。きっと何も書かずに考えている私を、試験官はやる気がないとみなしているでしょう。周りの会話を盗み聞きすると「ポイズンピル」とか行ってM&Aの話を書いた方もおられるようですね。
専門試験は、はっきり言ってしまうと簡単です。
二次試験のお知らせは、1週間弱かかります。かなりゆっくりなので、焦ります。二次試験は見学及び面接で、これ以降は全て交通費が出ます。すばらしィ。
三次試験のお知らせも、1週間程度かかります。かなり気長に待ちましょう。この試験で集合した後・・・いきなり再び作文を要求されました。何も知らない私は、マジで焦りました。一次試験の作文と同じ形式で、題:「腰」。こ・・・・腰ぃ!?あまりいいネタもないので、中国・韓国が平和な国交対話の腰を折ってくる、とかいうこじ付けで、国際問題とかダラっと400字書いときました。
後は、またかなり長い間があった後、健康診断の連絡です(全く、内定を出すという言葉は使わない)。ここまでこれば安心ということで。


最後にSONYSONYは、博士後期過程の採用をいつでも受け付けています。ということで、書いた論文やらその専門性を生かしてソニーで何をやりたいかA4一枚程度やら書いて送りました。
学会が近かったので被らないようにと、学会の1ヶ月程度前に送り付けました。
・・・・・学会の1週間弱前に、電話で連絡が来ました。もしかするとマズいな、と思いつつ日時を聞きます。
はい、学会当日が指定されました
仕方がないので、その日は学会があるのですが・・・と伝えると・・・
夕方でもいいので、学会が終わった後がいかがでしょうか?
ははーん。つまり、午前中京都でプレゼンした後、新幹線で神奈川県本厚木でまたプレゼン&面接と・・・殺す気か!
緊張の連続に耐え切れそうもないので、別の日に変えてもらいました。別の日?学会の前日ですが何か?こうなるのが嫌だから、早めに書類出したんですがねぇ・・・。
そんな訳で、名古屋の私からすれば文字通り東奔西走するハメになりました。*4でも、就活でもっとすごい日程組む人もいるんでしょうね。
メールで、より具体的な日程連絡が来ました。これがまたおかしな逸話です。
受けたメールには、日程及び「地図を添付いたしましたのでご利用ください」とあります。添付ファイルはなし。あーはん、この程度のミスはありますよ。私だってしますよ。送っていただけますか?と返信メールを書きました。
添付メールが来ました。「厚木TEC地図.pdf」及び「厚木TEC構内地図.ppt」です。pdfを見ます。ははーん、分かりやすい地図ですねぇ。では構内地図も見てみましょう。pptを開くと・・・%粤マモ12 0 obj<< /Linearized 1。何よこのファイル。ふざけてるの?思わず「極窓」使ったじゃないの。
pptと拡張子をつけておきながら、実はpdfと判明。開くと、中身は「厚木TEC地図.pdf」と同じ。なんですかこれわ・・・。凝ったいじめか何か?それとも偽装?うーん。構内地図はなくても大丈夫であろうとは思いつつ念のため、丁寧に丁寧にファイルが間違っているので送っていただけますか?と再度メール。
さらに添付メールが来ました。やっと正しいpptが添付されてきましたが、メールの内容は・・・
ただ、こちらの送付済みをみると正しいものですので、なんらかの原因で化けてしまった可能性があります。
どんな化け方やねん
大量のデータ添付メール受けてるけど、そんな化け見たことねぇ。それとも、そんなバグバグなサーバ使っとんのかSONYは?せめて、メールの仕組みくらい正確に理解して送ってくれ・・・。教育大丈夫か、SONNY。
さて、そんな訳で本厚木行ってきました。名古屋→新横浜→町田→本厚木です。時間は・・・すみません忘れました。3時間くらい?新横浜かどこかで、「この列車で横須賀へ行けますか?」とか聞かれましたが、名古屋人の私が知る由もありません。本厚木から厚木TECセンターまでは、少し歩きます。道のりの途中にコンビニがありますので、食料の調達はできます。
SONY着。しばらく後、大雨が降り始めたりして。構内とある建物にて待機。プレゼンの前に、交通費支払いのための用紙を書き込みますので、領収書を持っていくといいでしょう。私の場合、ジャスト二万円でした。交通費出すとは・・・無理してるのか、SONY
その後面会室のような場所で、プレゼン。高温超伝導っぽいことをグダッとプレゼンしたはいいのですが、面接してくださった方は・・・受光デバイスの仕事をされている方でした。上述提出した書類に「フォトニックデバイスの研究がやりたい」と書いたのが原因でしょう。私も工学的な研究をやっている人間ではありませんので、はっきり言って、コレがやりたい!と具体的に書くのはなかなか書きにくい面があります。実は、私が意識していたフォトニックデバイスとは受光の方ではなく、レーザーのような発光デバイスの事だったのですが・・・プレゼン後の会話でその辺りをツッコまれた頃から、「これはちょっとダメかな?」と思い始めました。
帰り際、案内役の方が「良ければちゃんと発光デバイスの研究の方と話をさせてあげられる」というような事をおっしゃって下さいましたが・・・結局その後ダメですよメールが到着。うそつき・・・。

Tipsと戯言

・履歴書
普通、就職はA4の履歴書らしいです。上記過程で、これで突っ込まれたことはないです。
各大学で履歴書が用意されている所もあるらしいですね。三重大はあるらしい。うちは多分ないので、市販のを買いました。A4の履歴書、というだけでも実は少し種類があるみたいですね。私の場合、KOKUYOのシン-5JNでした。理由は・・・学歴の大学院の部分を正式名称で書くと、一行では収まらないので二行にしました。(二行については→*5 )結果、この学歴欄行の長い履歴書用紙じゃないとギリギリ入らなかったと。
電話欄は、二箇所あるうちそれぞれに、自宅と携帯番号を書いておきました。後は、この用紙についてくる記入例のように書き込みました。考えれば書き込めるだろう、という欄は、基本的に全て埋めるべきです。志望の動機欄は絶対埋めましょう。書かなかったら、三重大でつっこまれちゃった!てへ!
書き込みは、私は全て手書きでした。印刷してもいいんですかね、コレ。相手によってはつっこまれそうですよね・・・。こういうサイトもあるにはありますが、大丈夫なんですかね?*6
http://resume.meieki.com/
ボールペンでノーミスで全て書く、というのが私はものすごく苦手でした。学歴欄とか、書いているとゲシュタルト崩壊してきて、ふと修了を卒業とかミスってしまう。そんな訳で、私は買い占めるほどに履歴書を買いためました(苦笑)。あまりにミスる回数が多い割に書く量が結構あるので、一日一枚は必ず完成させる!とかいう目標で毎日書き溜めました。日数以上の会社受ける人は足りないですね。その後、博と専の点の有無を間違えていたことに気付き、それまで書いたのがすべておじゃんになった、という逸話も。
当たり前ですが、書き溜めた場合は志望動機は書けませんので、書き忘れないようにしましょう。写真も、私は後で貼っていました。写真は念のため、写真屋できっちり撮影しました。

・面接
基本的に、そこで働いているおっさん達と話をしに行く、というつもりで行ってました。面接官が数人いる場合、大体役割があるような感じですかね?司会役の人とか、普通に聞く役とか、それから圧迫的な質問をする役の人とか。圧迫的な質問をする役の人は、(わざとやっているか知りませんが)なんか難しそうな顔で構えている場合が多いです。(私の体験です、あくまでも)


・公務員試験でのどうでもいいこと
公務員試験の会場の前で、しばしば合格かどうかを教えてくれるからここへ名前などを書け、1000円よこせと叫んでいる人らがいます。
相手にしないほうが良いでしょう。
試験を受けに来た人の不安心理を利用した、あくどい金儲けです。そこで立ち止まっている人が増えれば増えるほど、「あれ?これ申し込まなきゃダメなの?」と不安になりますからね。
合格したならば、いずれ連絡が来ます。

・グダグダ
なんと言うかまぁ、いい経験でしたね。面接の前日・当日とか、飯が喉を通らなかったですね。走れ小心者!*7

先に書いたとおり、リクナビから受けた企業は全滅。公務員系と自由応募のみ通りました。リクナビ意味ねー!

大企業なら必ずしも交通費を出すわけじゃないんですねぇ。

博士後期過程の就職活動において、専門性を重視されるというのは、多くの場合ネックになりうるかもしれません。理論物理とか、非常に頭いい人が多いはずなのになぁ。PG系が多いと聞きますね、もったいない。逆に博士前期・修士課程というのは、特に大企業にとってはその手足を育てやすい・扱いやすいという意味で、内定を出しやすいことこの上ないんでしょうね。
大学時代、成績の平均点(優3良2可1)が私より良かった友人Hは、修士で推薦をもらいTOYOTAに行きました。3年目の現在、生産の品質管理みたいなことをやってるらしく、「銭はええけどなんもおもろないがや」と(三重弁と名古屋弁を融合させつつ)ボヤいていました。修士・推薦で大企業に就職するということは、こういうことなのでしょう。私自身も、自身が就職した後何をやるかは知らないですけどね。

雇用数の縮小・そして即戦力性の重視→高学歴でも必ずしも内定出ない→中堅どころ企業へ高学歴人間が降りてくる→それまで中堅で内定出ていたような人たちが中小企業へ降りてくる→押し出されてフリーター・ニート増加
そんな図式もアルカポネ。

何十社、百社単位で挑戦する人達の精神力には感心しますねぇ。逆に、そこまでかけずり回るだけの体力と精神力が持てずにあきらめてしまう人も出てきてしまうのではないでしょうか。世知辛い世の中です。色々面接を受けていた当時、この辛さを何度も味わわないと内定が出ない、もしくは味わっても内定が出ないというのは、ある意味社会的な人権侵害だとまで考えてしまったことがありました。
筒井康隆の小説で*8、こんな話なかったかなぁ。ある老人を殺害するのに、偶然外に出たくなるように仕向け、偶然公園を歩くように仕向け、偶然ボートに乗りたくなるように仕向けて偶然ボートから落ちて溺れるように仕向ける。各々の「仕向け」をするのは全て違う人間で、いわば社会的な「偶然の積み重ねで」死んでしまったようにするという。内定が出ない日々は、そんな気分だったような気がします。
そういえばタバコ税が増税される今、筒井先生はどういうお気持ちでしょうかね・・・。最後の喫煙者が今、現実となる?

それから、最後の最後の手段、みたいなものは考えておくべきです。世の中何があるか分かりませんから。
私の場合、いざとなったら上記友人Pに頼んで、Buffaloを受けさせてもらおうかなとも考えていました。

*1:※追記(08/09/12):去年、なんか一次通過できました!所詮一次は、運か・・・。就職してても、受けてみるもんですな。

*2:物理の理論系の人らは、多くの場合応用もきく人が多いと思うんですが・・・頭固いなぁ

*3:※追記(10/12/15):今の人はYahoo!の経路検索始め、優秀な道探索ツールが無料で溢れてるからいいやね。 (@益@ .:;)ノシ

*4:http://d.hatena.ne.jp/shun_t/20050920 ,http://d.hatena.ne.jp/shun_t/20050921

*5:※追記(06/02/01):この二行は、別の段にして二行、です。字が下手糞なので、一段中に二行にすると恐ろしいことになりそうだったので・・・。小さくてもきれいな字で書ける方なら、一段中に二行にしてもいいんじゃないですかね?

*6:お遊びで、キャッキャ言いながら作ってはみましたが。

*7:後に走れ正直者であると気付く

*8:※追記(05/01/09):ごめんなさい、星さんだったかもしれない・・・。このいい加減さが俺クオリティ。