暇つぶし旅行中3日目

始めっから、この日に帰る予定でした。
あわよくば、2日目中に東照宮も見て、帰り際にどこか寄りつつ帰宅しようと。
ところが、既に書いたようにプチ遭難してしまいましたので、予定を若干変更、この日に日光東照宮を見て帰ることにしました。


てことで、チェックアウト後荷物は宇都宮駅のコインロッカーへ。
しかしまさか、これが後のイベントにつながるとは・・・。


さて、前日のバス模様から、時間が昼に近づくに連れて、道が車道も人道もアホのように混みまくることは目に見えていました。
てことで、ちょこっと頑張って早めに日光へ到着。つっても9:00過ぎくらいでしたが。



やはりというべきか、うそのように空いている。

もう、「結構」と言ってもいいらしい

で。
この後は普通に日光東照宮の建物を順に見て回っただけなので略。
そんなもん読んだって、面白くないでしょ?
特記すべきとこは・・・そうですねぇ。
▽神庫や御水舎や陽明門のデザインなど、確かに国宝と言われるだけあって美しい。陽明門左右の壁にある木彫りも色鮮やかで非常に美しいです。



なのに、じっくり見る人が少ない。何故?

・・・が、個人的には陽明門のあのケバケバしさはあまり好きではないので、もういいかな?という思いもあります。きれいといえばきれいですが、徳川の御威光をみせつけるようないやらしさの方を強く感じました。その点、欧米人には逆にウケるんだろうなぁ、と。
色合い的には、某近隣アジア国によくある、緑基調のデザインの歴史的建造物+金色、のような。また、ちょこっとだけ、シンガポールで見たリトルインディアの寺院建築も髣髴としました。
▽色々建築物がお仏像を解説してくれる神社の方は嬉しいのですが・・・ことあるごとに「GWだけ特別にやっている鬼門用お札3000円」「一生に一度買えばずっとご利益のある干支お守り」「数珠ではなく念誦は一人一つで持つべきもの、ここで3000円で買える」と集団催眠ばりに売り宣伝をしまくっているのが、やや鼻(耳)につきました。でも、宗教法人?というのはそういうものなのかもしれません。本殿の工事に多大な費用もかかるでしょうし。
▽見所の一つ「眠り猫」は別料金で見れました!陽明門の右奥が料金所です。奥宮の入り口を守る位置にある、という話など、歴史ロマンを感じます。ちゃんと、裏側の雀も確認。至上の猫様ですね。
▽奥宮へ登るための階段は結構段数があり、油断していた高齢の方の足を直撃していました。結構辛そう。で、階段上り終えるとこれですよ。


これ見よがしに配置してある自動販売
しかも、茶一色


うわはぁ〜き・気が利くなぁ〜。(やや呆)
▽先に東照宮を見たせいで、家光様側の大猷院が相対的に寂しく見えてしまう。こちらを先に見れば、驚くかもしれませんが。
と、こんな感じです。あ、ちゃんと御水舎手前の三お猿も見てますよ。眠り猫共に写真はありますが、実物を見て頂きたいと。


その後は、敷地内にある食べ物兼土産物屋で一服。
ここでやっと名物のゆば、なるものをラーメンでいただきました。

お土産物色

見るもの見たので後は帰るのみ。
何か眠り猫の置物や飾り物なんか欲しいな〜っと。
そしてこういう旅に出たとき、私は大抵、絶滅危惧種ペナントを探します。
私が小学生の頃には、どこの観光地に行っても大抵ペナントをお決まりで売っていたものですが・・・一体いつ頃からか、パタリと見かけなくなってしまいましたね。
ペナントの代わりに置いてあるモノといえば、大抵のれんやハンカチ。でも、代わりに買って帰っても寂しい罠。
それに、数が少ないとなると、逆に掘り出し精神が沸き起こってくるというもの。
今回は、日光駅までの通りすがりに入った「あさや」さんにて、ちょっと昭和を感じる眠り猫の置物を発見。ざっと見回ったところペナントはなさそうなので、この置物を買いつつ尋ねてみます。
「もう、ペナントなんて置いてないですよねぇ?」
「あ〜、少し前にどなたかが、最後の1つを1000円で買って行かれましたよ〜。」
「え?ちょっと前ですか?残念です・・・。」
そんな会話をしつつ、店を出て間もなく。
「お兄ちゃん!」
「・・・・・・?(もうおじさんですが何か?)」
「あった、あったよ!奥に隠してあったのが」
「本当ですか!?」
お店の方がわざわざ追いかけてきてくれ、教えてくれました!
店に戻ってある一角を見てみると、確かにありました!!!確認したつもりでいた場所に!
アレですね。ないだろうなぁという先入観で探してると、見つかるものも見つからないものですね。
今回の旅でようやく触れることのできた、栃木の暖かさだった気がします。



その貴重な一品。一応描かれているものは全て見てきた

あさやさん、本当にありがとうございました。


その後、近くの酒店で焼酎など買いつつ(大きい袋を分けていただき、ありがとうございました。)、帰途に。
イベントはこれで終わりかと、私も思っていました。

And, then...?

先述の通り、私は荷物をロッカーに置いておきました。
宇都宮駅のコインロッカーは1階にあるので、エスカレーターを降りていきます。
・・・何か、バスターミナルの様子がおかしい。
確かに夜、駅前の餃子屋はどこの建物も必ず、ひどい行列でした。しかし、それとはまた違う混み方。バスに並んでいるだけなのか?とも思えましたが・・・手に日本の旗を持っている?
・・・もしや?
なんと偶然にも、皇太子様ご一家が宇都宮駅に来られるところだったようです。



小さくしか撮れませんでした・・・。
とにかくすごい人と警官


何というか、旅にぶらりと出て、こういう予期せぬ嬉しいことがあると、また格別な想いですね。旅の最後に有終の美と言いますか。



宇都宮を出た後はそのまま赤羽経由で東京駅へ。そしてのぞみで名古屋着。
旅に出ると、色々あって面白いもんですね。
本も結構読み進めましたよ。