GW2日目に読んだ本

久しぶりに両足使って乱闘的な運動したら、GW2日目まで、両足両脚の筋肉痛が取れず身動き取れず。しょうがないから、おとなしく本でも読んでいようと決意した次第。
ちょうど、親父に読んでみてくれと言われた本があったので、読んでみました。

思考の補助線 (ちくま新書)

思考の補助線 (ちくま新書)

この方、NHKでいつだったか見た覚えはあったし*1、本が何冊か並んでいるのを書店で見かけたこともありました。が、なんでか、本自体には全く興味がわかなかった。
思考に補助線とか、何かの啓蒙本や自己啓発本なのかなぁと予想しつつ。


全般的な感想。
なんか、自分の単語や自分の熟語で文を書かれているようで、あまり文意が分からないことがたくさんありました。これは、「難解であること」とは違うことだと思うのですが・・・。
あくまで個人的な感想ということで書かせていただくと、典型的な学者肌の文章という印象です。自分も昔は、こういう感じの文章書いてたんだろうなと思い起こされました。過去新聞社に勤めることで、多少は改善されたと思っていますが。分かりやすく「伝わる」文章が必要になってきますしね。
そういう意味では、池上彰的な簡明さはとても大切だと思っています。*2


なんでもいいや。以下、重箱的展開。
バベルの塔の話で、世界に複数の言語が存在して互いに疎通ができないことが「対称性の破れ」なんだ、てありました。
てことは、対称な状態って言うのは、世界に一つの言語Aしかなくて、世界の人間全員が互いに疎通できる状態かぁ。イメージ的には、地球表面を球面として人間が分布していて、球面上に言語分布の並進対称性がある。で、この中に二つ目の言語Bしか知らない人が出てくると、Aしか知らない人との間での疎通でエネルギーが必要となるから、エネルギーの高い状態っていうことになるんかなぁ。
個人的な考えですが。上記とは前提を変更。人間一人が言語A、B、C、・・・と使用できるとする。各言語の使用度合パラメータはA=50、B=20、C=50、・・・と、各人間で違うものとする。で、この使用度合パラメータが、地球上の全人間でバラッバラな状態*3も、パラメータの平均値的には対称といえば対称な気がする。なんか、無秩序状態が対称な状態だったような気がするけど・・・昔のことで覚えてないや。悲しいなぁ。
アルキメデスの件でどうでもいいこと思い出した。「この時代のギリシアでは男性は裸で運動するのが普通で、裸で外を走っていても別に珍しくはなかった」(コピペ)。本当?
・差別が順序関係に写像されるのはなんとなく意味分かったけど、差異が上下という関係に写像される、ってのはよくわからん。差異は差異でしょう。
自然数の無限と有理数の無限は同じだが、無理数の無限はそれよりも大きい。それら無限の間には、中間の無限はない。あー、そんな話あったなぁ、的な。
ゲーデル不完全性定理。あー、そんなんあったなぁ、的な。http://d.hatena.ne.jp/shun_t/20091231/p1


思い出した。
そいやペンローズの本読んだことあったな。
http://d.hatena.ne.jp/shun_t/20070701/p1
読んだ当時にも書いてあるけど、このマイクロチューブルの考え方は面白いなぁ。
こんな感触で「意識」が理解できたら、物理甲斐があるよなぁ。

*1:NHK プロフェッショナル 仕事の流儀」これか?

*2:池上彰は、週間こどもニュースでしか見たことないですけどね!!!

*3:互いに意思疎通ができているのかは不明。が、「完全には」意思疎通できていないだろう。