インスタントミステリー
今回読み終えたのはこちら。
- 作者: ドナルド・J.ソボル,Donald J. Sobol,武藤崇恵
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/11/01
- メディア: 文庫
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SF小説にショートショートというジャンルはありますが、ミステリーにもあるんですね。短時間で、ちょっとした謎解きを楽しめる、面白い本でした。
内容の構成はシンプルです。名探偵ハレジアン博士が必ず主人公で出てきて、起こった事件などの矛盾点を指摘するパターンがほとんど。たれこみ屋や一攫千金を狙う男、博士をやり込めようとする婦人が出てくると、「いつものパターン」な物語になりますね。
文章が短い文&どこかに必ず矛盾点が含まれているだろうという先入観の元読むと、大抵、「このあたりが怪しいな」と感づくことは感づけますね。矛盾点は、論理的にあからさまにおかしい場合や、知識を以てしておかしい場合などのパターンがあります。後者の場合、どれだけ考えても知識がないので、考えるだけ時間のムダだった、ということになりますし、少し悩んで分からなかったら、すっと答えをみちゃうのもいいかもですね。
・・・しかし、頭の体操にはなってるはずなのに、レイトン先生をやってる最中みたいな、「少し頭が良くなった感」があまりないのはなぜだろう。
視覚効果が少ないから・・・?