ボージョレ・パーティやってる飲み屋に行ってみた

先日、仕事場の先輩、といってももう定年間際のおっさんから、突如メールが届いた。
係内全員宛だったのだけれど、普段そういうメールを回しそうにない方だったので、結構みんなびっくりしていた。
件名:お知らせ
なんのこっちゃと見てみると、
ボージョレ・パーティのお誘い
だそうな。知り合いにアマチュアでジャズをやってる方がいて、その方のお店に連れて行ってくれるとのこと。
んー・・・係内で話を聞いていると、どうも地雷くさい。


が、生音楽を聴きながらボージョレ飲み放題という甘い言葉に誘われて、自分+同期一人(元軽音楽プレーヤー)でついて行ってみました。
別に自分はジャズに造詣が深い訳じゃ全くないし、一応メインはボージョレ飲み放題ということで。
お店は久屋大通の近く。ただ、地図見てもまったくもって場所が分かりにくい。
あまり食事は出ないということで、若干腹ごしらえをしつつ。


4Fにあるお店に入ってみると、既にある程度お客が入ってました。
雰囲気は、かなり紳士な大人の世界。
そして客層は・・・とかなり大人の世界=主に定年間際っぽいおじ様方がメイン。
どーも、同窓会っぽい感じのつながりやら何やらで知り合った人が集っている感じ。筒井先生の小説に出てきそうな情景。
ははーん・・・さては。おじ様方の酒の肴だな、我々は。


席に座って簡単に紹介されつつ、早速ボージョレをがぶ飲み。確かにおつまみは、センスが良くておいしいけれども、量が圧倒的に少ない。若者には物足りない。
隣に座ったでき上がってるおっさんが、どうにもこうにも話しかけてくる。
若者との共通の話題を探そうと躍起になってくれている・・・が、申し訳ないながら、生憎男らしい話題=野球・車・相撲には逆に詳しくなくてですね、私。あー、D氏がいたらハマるのに。


そうこうしているうちに音楽演奏開始。
ぶっちゃけ、造詣は深くないけれど、演奏の仕方を盗むために奏者をものすごく見たい。そういう意味もあって、あまり会話で盛り上がるつもりはなかったのですが。
奏者、右。
話しかけてくるおっさん、左。
もういいから演奏見せてごめんもう相撲はわかんないからええい、もう!!
途中で諦めて、おっさんとの会話に集中しました。恐らく食いつきがいいだろうと提供した、前職の話をしたら、喜んで食いついてくれました。


さて。この後しばらくどうなったかは神の味噌汁。
つーか、ワイン飲みすぎで、完全に記憶フェードアウト。
記憶が残っているのは、店を出た辺りの頃から。
ぐでんぐでんになってた同期の話によると、先輩は途中で爆睡。どうやら、記憶が戻った時点で一番まともな状態なのは俺らしい。
つまり、俺が世話役。


タクシー捕まえて乗り込むも、移動途中で財布がないと慌てる自分。
元の店の場所に戻ってくれと運転手に頼むと・・・元の店がどこか分からないとほざくタクシー運転手。
こちらも酔っ払っているし、辺りは暗くて明るいときとは周囲の見え方が違ってどこにいるか分からないし、どうやら104にかけた発信履歴が残っているが何を聞いたんだろう、俺。
タクシーの運ちゃんを連れて途方に暮れていると・・・財布、後部座席上に発見。
全く、そんなとこに置いた記憶なんてないんですが・・・。


一緒にいた同期が相当しんどいらしかったので、その日は漫喫泊。
意外と元気な俺は、6:30頃に目覚めて、ラーメン食いながらひぐらしの解答編読んでたりして。


ともかく、ワインってこんなに恐ろしい飲み物なんだと気づかされた一夜でした。
Yシャツが血染め(ワインで)になってたしね。