ユビキタス免許

しばらくぶりに実家へ帰ると、実に色々な郵便物が届いている。
物理学会会費請求書。なんだかんだで忙しく、学会誌読んでる暇もないのだが・・・ただなんとなく、物理の世界と切れてしまうのも悲しいので、続けている。
UFJからの親展。親が通帳をなくしたと思い込み、通帳が利用停止になっているご案内。
そして、運転免許証更新のお知らせ。


前回の更新時から5年。車を運転する機会はほとんどないので、勿論優良運転者のゴールドカード。
誕生日が1月なので、免許更新の期間は年末年始をはさみ、めんどくさい。
まぁ、どうせまた前回のように、警察署行って、タレ流しているビデオを尻目に免許更新の順番待ちをすればいいのだろう、と。


・・・思っていたら、何か変なことが書いてあった。
*平成21年1月4日からIC免許証に替わります。
このため、更新手数料は下記のとおりになります。
平成20年12月28日まで 2100円
平成21年 1月 4から  2550円
ほうー?ナニソレ?


ググってみると、警視庁や各警察署にて、多彩ながら必ずジミ〜なページで紹介されているようだ。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/ic/ic.htm
http://www.pref.aichi.jp/police/menkyo/99_icmenkyo.html

運転免許証内に、容量8KBのICチップを内蔵し、免許記載の個人情報をICチップに
電磁記録されたもので、RSA暗号(公開鍵暗号方式)を用いた電子署名がなされ、
ICチップの記録内容を読むためには、暗証番号の入力が必要です。

へぇ〜RSAか。量子コンピュータができたら全く意味をなさなくなるっていうあの。
ともかくこれによって変わる点は
・免許証のセキュリティが高くなり、偽造されにくくなる。
・ちょっと厚くなる。
・暗証番号とか考えにゃならんくなる。
・8KBの個人情報が埋め込まれる。
・450円高くなる。
とかいうことらしい。
接触ICなので、暗証番号を設定しないと、持ち歩いているだけで読み取られる恐れがあるらしい。これ、3年前の公務員試験の論文の中に書いたなぁ・・・。


1月4日にかけこめば、もしかしてIC化第1号!?とか思いもしたけれど、実は既に2年前から、他県で実施されていたらしい。
それに、見ただけじゃ第1号という証拠もなかろう。頑張って何かをしたところで、あまり面白みはなさそうだ。


う〜ん。450円ケチって早めに行くか。新しいもの好きで新年に行くか。
IC免許にしたら、なか卯でサラダがついてくる、とかあれば確実に後者にするだろう。