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今の黒川の住居には、前にT田さんというおじいさんが住んでいたらしい。
しかし身の回りの事に手がかかるようになったのか、既に家族と同居中らしい。
勿論面識はなく、その生活模様は下見時の張替え前の壁紙から、窺い知ることができたのみである。


ところが、未だにその方の郵便が来ることがあり、ここ数ヶ月で二通の火災保険の書類が来た。
一通目が来たときは大家さんに預かってもらったが、二通目が来たとき、大家さんに渡しただけでは問題解決になっていないことに気づいた。郵便局に直接言わないと。


前置きは長くなったけれども、そんな訳で北区の郵便局に行ってみた。
ご存知のように郵便局は10/1で民営化しているので、その様子を見るのにいい機会だった。
郵便業務と貯金・保険業務が分離したということは知っているが、どんなもんなのか。


看板が変わっているのは当然のこと。
少し予想してはいたが、新体制にお客が戸惑わないよう、案内役の方が3人くらい?結構な勢いで挨拶された。もしかしたら、おえらい様である可能性もある。
「郵便差出ですか?」
・・・差出じゃなくて、単に誤配というか、前住人の郵便が来たから返却しにきた、ということなんだけど・・・。
どうせ窓口でもっかい説明するだろうし、めんどいから瞬時に返事。
「はい」
カウンターへ行き事情を説明。
「大変申し訳ございませんでした。」
と深々おじぎをされる自分。なんか、局員の話し方そのものも訓練されているのか、非常に謝罪の気持ちをこめた話し方。
・・・ものすごくこっちの方が申し訳なくなってきたんですけど。
タチの悪い客が来ても有無を言わさないよう、このくらい丁寧かつ念入りに対応するようにしてるんだろうなぁ、と思うとご苦労様です。
なんかもう恥ずかしいので、貯金業務の方とか全く見ず、そそくさと出てきちゃったよ。


元々あまり興味なかったので、民営化の話詳細は追ってないけど。
10年くらい前、春日井の勝川郵便局であったみたいに、センター試験成績請求票をなくしかけるような事態にならなきゃ、なんでもいいよ。
責任ですよ、責任。