突然思い出した、とある見かけた本

いつだったか、久々に栄の丸善とか行って、専門書をジロジロと眺めていた訳ですよ。
時勢としては、ナディアパークロフト名古屋上階にあったはずの紀伊国屋が、閉店でフロアごと入れなくなっていたり、マナハウスの書籍売り場の面積が恐ろしくコンパクトに変わったりした時期です。
某新聞にも、このような栄周辺の大型書店の規模縮小が取り上げられ、名駅周辺へ移るのか、という話題が出ていました。
ちなみに、紀伊国屋があった6階には・・・正式な名称は忘れたのですが、比較的安価に雑貨店のような店舗が出せる、実験的な施設(?)がしばらく入るそうです。
あ、これだこれだ。http://www.loft.co.jp/shop/nagoya/index.htm#

10周年記念イベント『栄ミナミ解放区』
11月15日(水)〜平成19年2月25日(日)
6階

N.Y.のSOHOの街のような、ロンドンのカムデンロックマーケットにも似た、クリエーターのマーケットや雑貨ショップが立ち並び、通りの変化やモノの面白さ、イベントの楽しさが体験できるコミュニケーションフロアです。「クリエーティブ」を大きなテーマとし、カオス空間や主始祖さを付加した100日間の創造空間、夢の街が誕生しました。

クリエーティブて。雑貨屋街なんでしょうな、要するに。


と、誰も別にこのような話を書くつもりではなかったのですが。
丸善で見かけた本ってのはこれですね。
ストリング理論〈第1巻〉 (World physics selection:monograph)ストリング理論 第2巻 (World physics selection:monograph)
ストリング理論第1巻及び第2巻 by Joseph Polchinski
いわゆるひも理論・超ひも理論についての入門書で、String Theory, Vol. 1 (Cambridge Monographs on Mathematical Physics)こちらの翻訳本です。てかペーパーバックじゃんこの原著。

ほんの5年前、とある事件が起こるまでは、この原本のハードカバー版でお勉強していたものです。某地元他大学の生協まで買いに走り、うんこみたいに高い金を出して自費で買ってきて頑張ってたんですが・・・そうか、訳書出たんですね。
実は、途中まで変な日本語訳したものをWordファイルでチマチマためこんでいたのですよ。さらに、訳と可能な限りの理解を書いたノートも作ってみていたのですよ。きっちり訳書が出てしまっては、全く価値のないものとなってしまいました。
そんなショックを地味に感じたため、ちょっと気になった次第でございます。
何か空しいのぅ・・・。