旅メモ書き忘れそうだった

写真そのものはたくさんありますが

学内ネットが凹んだり、停電で全PCを停止させるはめになったりと忙しかったので、すっかり書くのを忘れていました。麻雀格闘倶楽部に明け暮れていた事実は皆無です。
http://d.hatena.ne.jp/shun_t/20040819に虹の写真だけのせた訳ですが、結局どこへ行ってきたのかといいますと、屋久島です。


屋久島」だけだと、世界遺産に指定されてる、程度で自分でもあまりどんなところか知らなかったのですが。例えば、もののけ姫のイメージに使われたような場所が多々ある、といえば、あぁなるほどと思われるかもしれません。
元々、ダイビングしたい、という人に付き添って行くだけのつもりだったのですが・・・泊まった所の人と話をしているうち、いつの間にやら縄文杉を見に、登山をすることになっていました。
成り行きというのは、げに恐ろしいものです。
登山にふさわしい道具はほとんど持ってきていなかったんですけどね。そして屋久島にいた期間と言うのはちょうど台風15号がかすっていった時期なので、コンディションとしてはある意味バッチリな旅行となりました。
雨カッパの安いのは持っていったんですが、二日目に白谷雲水峡行って戻ってきた*1時には文字通り股が裂けていました。
それほど激しい動きしてないデスよ。(*´д`*)ヾ
ついでに書いておくと、その日は結局滝めぐり&みやげ物めぐり&島一周をしてました。千と千尋の神隠しのタイトルに使われたかどうかは知りませんが同じ漢字の「千尋の滝」やら、トロツキーの滝」やら*2見たり、ポンタンジュースとか飲んだりしてました。大川の滝も行きました。西部林道で激しく雨が降ってきたので、前が見難く対向車とのすれ違いが激しく怖かったです。先日の虹の写真は振り出す前に撮ったもの。
千尋の滝で買ったお土産の一つが彼↓。パパ、嫌!パパ嫌ぁ!


パ・パイヤァァァァァァ!!

非常に残念ながら、鈴木はないです。


三日目に縄文杉まで登ってきたわけですが。
逐一書いてもたらたらするだけなので、また要点のみ抑えて書きましょうかね。ちなみにコースとしては、一般的な「荒川登山口」と呼ばれる、トロッコ道を行くコースにしました。
・とりあえず朝4:44
荒川登山口まではバスで移動。ここは現在、バスとタクシー以外では入れないそうな。多くは5:00頃(正確な分は忘れた)宮之浦に着くバスに乗っていくらしいですが、結構込むらしいので、朝4:44のバスに乗っていきました。前日、11:00過ぎまでホテルの人に「もののけ姫」を見せてもらっていたので、結構、死ぬかな?とか思っちゃいました。ちなみに、ガイドも雇わず、共に登る人もいないので、基本は一人登りでした。(一人でもまぁ普通に行けるようですが。)
バスの運ちゃんはまたやたらと親切&登山に行く人に慣れていて、両替の五千円札以上の必要以上に念入りな案内から、登山用に注文した弁当屋に臨時で泊まる所まで、至れり尽くせりな感じでした。*3

・行くトロッコ道々
結局たらたら気味ですな・・・すまん・・・。早朝に食欲はあまりない、ということで、おにぎり一つだけ食って、トイレ行って登り始めました。登山口のトイレの次は、トロッコ道が終わるまでトイレはありません。大小済ませて、体を軽くして行くことをオススメします。いやまじで。
このとき、トイレの裏の土砂崩れ防止ネットをつたって、普通に猿がこんにちは。地元の人にそっけなく追い払われているのがかなり笑えました。
小学校跡及び、三代杉までは、お手軽に行けます。登山口までの足*4さえあれば、ちょっと見て帰る、程度も可能でしょう。小学校跡といっても、なんか広めの場所と、奥のほうに謎の観測装置があるだけですが。
ロッコ道の途中、一箇所ショートカットがありました。そこを行くと10分くらい短縮できるそうな。帰りに余裕があれば、このショートカットを無視して行って、川の上を渡る橋2本を追加して見ていくのもいいかも。行きはこのショートカットをした方が無難だと思います。
ショートカットを登りきった辺りで・・・大雨来襲。一人登山とはいえ、その辺りまで他の人たちと一緒に登っていたのですが・・・もたもたとカッパを着ていたら取り残された私。その後延々と続くトロッコ道ですが・・・大雨の中、前後に全く人影は見えず、正直プチ遭難?とか思いました。

・トロッコの終わり。本番はここから。
ロッコの行く先はトイレでした。終点辺りに、新設されたトイレがあり、多くの人が休憩します。おかげで遭難していないとわかりました。
そして、そこから大株歩道なる本格的な山道に入ります。木超え沢超え階段超え。この階段が意外と曲者で、イヤと言うほど続きますので御覚悟を。
延々と続く道にかかる時間は、パンフなど見れば分かるか思います。階段を1時間とか登り続けるイメージをすれば、どれくらいの程度か分かりますかね。
道中、特に変わったことは・・・あぁ、デジカメをたまに動画設定にしてた上、写真サイズがなぜか最大になっていたため、一気にメディアが満杯になりました。気づいたのがウィルソン株の少し前。泣くに泣けない。やむなく前の写真を消す油断した私の前に突如現れたのは・・・ヤクシカヤクシカの攻撃!


ヤクシカ・フラッシュ!

うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!フラッシュたくと、猫もシカも目がぁぁぁぁ・・・。ま、いいか。
物悲しかったのは、シカを見て思いついたのが島木ジョージの「バンビちゃん♪」だったことです。しばらく頭から消えませんでした。

・杉々
ウィルソン株とか縄文杉とか見た、という話や写真はまぁ、どこにでもありそうな話なので、くだくだ書きません。縄文杉の周りは木製の柵が作られ、直接触ることはおろか、根元の土すら触れないようになっています。地盤が凹んで倒れるのを保護するためらしいです?そういう意味では、直接触ったり入ったりできる、ウィルソン株の方が面白かったです。
それらの写真とかはどこにでもあるので、他の写真でものせますかね。縄文杉までくると、一般人は結構へとへとになりますので、あまりその先へ行く人はありません。自分も例に漏れず。縄文杉すぐ近くの小屋で、おにぎりだけ少し食って、へたっていました。近くにいたガイドさんに、その先に何があるのか聞いてみると・・・
便器のないトイレみたいな山小屋がある」

な・何ぃっ!?

これは見なければ、と思った私はなぜか元気が復活しました。人間、心の支えとは大切なものです。
縄文杉すぐ近くの小屋から行くこと少し。ありましたありました。小屋とトイレ(本物のトイレもある)。こんな感じのものです。↓


便器のないトイレ(ガイドさん談

くっさいトイレもこの少し奥にありますが(他の小さい小屋状のもの)、敢えて画像はなしで。
中はこんな感じ↓

便器のないトイレ内部(ガイドさん談

窓ガラスとか、割れています。中には張り紙がしてあり、「みんなの山小屋です。自分が出したゴミ自分で持ち帰りましょう。 環境省・鹿児島県」「お願い 登山靴等を拭いた後の布や紙、食べ物の空箱、ガスボンベなどゴミは必ず持ち帰りましょう。みんなの小屋です。きれいに使用しましょう。」と切に訴えられています。が。

張り紙も空しいゴミ達

ちなみに、ここには写っていませんが、醤油のようなものとかも捨ててありました。このとき、自分以外は誰もいませんでした。
モラルって・・・なんでしょうねヽ(;´д`)ノ

・後は帰るしかねぇっす
帰りは下りが多いので、比較的楽です。ただ、調子に乗ってスピードを上げて降りて行きましたので・・・ものすごい靴擦れになりました。おかげで、帰りのただでさえ長いトロッコ道が・・・痛い・・・。枕木の上に板が乗っている所はいいのですが、乗ってない所での足の裏への枕木アタックが想像以上にきつかったです。そのうえ台風絡みかものすごい突風が吹いて、吹き飛びそうになりました。
帰りのトロッコ道、精神的には本当にきついですよ・・・。線路は続くよどこまでも♪ってなもんじゃありません。無意識のうちに、頭の中で「When the night!has come!」とかStand by meが流れてきましたが、何回歌い終えてもトロッコ道が終わりません。
結局、荒川登山口まで戻ってきたのは14:30頃でした。6:00に登り始めたとして、8時間半かな。(註:下記追記(2005/06/18))
実は、登山口からバス停まで、アスファルトの道を少し登っていかなければならないので、それも意外と少ししんどいです。まぁ、下山した直後ですし。バスですが、荒川登山口から出るバスは、臨時便としても12:30(だったかな)の次は15:30までありません。その次は17:30。したがって・・・1時間待つ羽目になりました。
早く下山してこればいい、という訳ではありませんね・・・。早く下山した理由には、次々と人が来てうっとおしかったから、というのもありますけれども。狭い道で人が多くて、すれ違い・追越しがしにくいと、やりにくいですからね。

・イマイチなネタ
後は・・・ネタとしてはイマイチですが、人の顔みたいな木がありました。まぁ、見ようによってはという感じですけれどね。


左<Hi!I'm ロバート!右<Buon giorno!I'm ジョンソン!

彼らは血のつながらない兄弟です(ウソ
もし縄文杉に行って彼らにお会いした際はよろしくお伝えください。
ロバート君近辺には、荷物のリュックのみが5,6個と、写真右端に少し写っているブルーシートが落ちていました。人影、全くありません。一体ここで何が起こったのか!?
まさか・・・ロバート君彼らを・・・((((゜д゜;))))


さて。
帰る日、リベンジということで、もののけの森を見に白谷雲水峡へもう一度行きました。
先に書いたように、前日起こした靴擦れのまま行ったのが少々痛くてきつかったです。良かったのは、筋肉痛がほとんど来なかったことですかね。おちぶれても元アスリート、といったとこでしょうか。
ここはまぁ、行ってきた、という話だけで、特に何もありません。
あえて言うなら・・・プチ遭難・2!及び、帰り際の脱輪(他人の脱輪だけど、前方の車だったので追い越せないし。)ですかね。ダブルアタックで帰りの飛行機に間にあわねぇかと思いました。
プチ遭難・2ですが。雲水峡で道に迷った訳なのですね。しかも、どこで道を間違えたか、本気でさっぱりわかりませんでした。森って怖いですねぇ・・・。
地図はちょいとおかりして、こんな感じなのですが↓
http://www.aikis.or.jp/~joyfullm/unsuikyo2day/shiratani-chizu.jpg
普通に入り口から入り、さつき吊り橋渡って楠川歩道へ行き、辻峠まで行きました。飛行機の時間が危なかった&天気も良くなかったので、まぁ太鼓岩はいいや、と。*5
で、戻る際なのですが。楠川歩道を戻り、さつき吊り橋・・・・はどこだぁぁぁ!!な状態になりまして。気づいたら見知らぬ場所にいました。飛行機の時間もありましたので、焦ること焦ること。進む際は、さつき吊り橋を渡ってすぐ登りの道があるのですが、戻る際は、どこでこの道を降りたらいいのか分からなかったんですね。
どうしたかといいますと・・・今になって分かるのですが、地図で言う一番左上の1,200mとか書いてあるルートをたどって戻ったようです。そう、左上の「行き止まり」と書いてある所の直下に出る道です。このときはマジで焦りましたねぇ・・・。

さらにいうなら、管理棟、と書いてある普通の入り口から入る際、300円支払って入ったんですけれども。
こっちの道から入れば、お金は払わなくても入っていけるんではないですか?
まぁいいですが。


そんな訳で、帰ってきましたとさ。
あぁ、台風の影響で、鹿児島>名古屋の予定した便を追い出され、その後の便に乗せられることになりました。鹿児島で数時間暇がありましたね。某所ドリンクバーで、おなかがたぽんたぽんになるまで飲み続けました。
ごめんね、お店の人。


※追記:
他のPCで見たら、画像がものすごく暗く見える事実に気付く。
ガンマ補正が必要・・・?

※追記(2005/06/18):
この時間は、私が一人で気兼ねなく歩いた時間です。
何人かで行く場合は、もっと時間がかかると思います。私が下山してバス乗り場に着いたとき、同時に登っていた人は誰もまだ着いていなかったようです・・・無意味に一着デスカ?

*1:激しい降雨のため、沢が渡れずこの日は断念

*2:メンシェビキとかボルシェビキとかの人。メキシコに亡命・暗殺。斧で頭をかち割られたらしい。とは全く関係ないですが、頭の中で滝の名前がトロツキーと似てると思い込んでいたら本当の名前が分からなくなった。

*3:登山そのものにお金はいりませんが、登山口への行きと帰りに必ずこのバス代は必要かと。

*4:車みたいなもののことね

*5:思えば、引き返さなかったらプチ遭難・2と脱輪で間に合わなかったかも