今のところレンタル程度でいいかもね

少しだけ時間が空いたので、買っといた本を読み進められました。
二日くらいに分けて、仕事帰りに読み終えたのはこちら。

3Dプリンターで世界はどう変わるのか (宝島社新書)

3Dプリンターで世界はどう変わるのか (宝島社新書)

先月くらいに、急に経済ニュースなんかでよく取り上げられていたので、「どのくらいのことまでが可能であるのか」を知るために買ってみました。


・・・が、とりあえず苦言。
誤字多すぎだこの本。
普通に気づいただけで、最低8箇所は誤字脱字がありました。1度読み直すだけで、もっと減らせそうなものだけど。
校閲とかしてないんだろうか。ちょっとひどいね。


内容的には、現在の技術的に可能なこと、限界、今後の展望、がsurveyできる内容だったと思います。
では、なるほどうポインツ。
・現状での気になる本体価格帯は、今流行りの機種だと30万くらい、機種によっては数万円で買えるものもあるらしい。
・製造業において切削加工や射出成形は、「造形可能なものだけを作る」という状況で、「本当に作りたいものを作る」のは現実的ではないらしい。結構意外。どんな形でも作れるものかと思ってた。大量生産に向かないってことなのかな?
3Dプリンタで出力するためのデータは、3D CADや3D CGで作成するらしい。3D CADは、Autodeskが123Designという無償ソフトを提供してくれているそうな。ありがたや。
そういや昔、ほんの十数年前に3D CGに興味持ったときは、POV Rayとかいうレイトレーサ使って、アホなことに年賀状とか作ってたなぁ。このソフトでも作れるんだろうか。ググる努力すらしないけど、めんどいから。
・3Dデータから3Dプリンタに出力する仕組みは・・・3Dソリッドデータを作って、それを積み重ねる方向に細かく輪切りにしたデータを作り、その輪切りにしたものを3Dプリンタで積層していく仕組みらしい。そうか、DTPでいうRIPみたいなものかなコレ。数学でいうと3次元積分ですな。
3Dプリンタで銃が作れ、データもダウンロードできるから恐ろしい、という話が話題になったことがあった。けど、この本によると、例えばアメリカでは3Dプリンタで作るより安価に銃が手に入るし、作ったとしても、暴発して自分が怪我をする恐れのある程度のものしか作れないらしい。とはいえ、そもそも銃刀法違反だし、社会的に許さない状況を作っていく努力は必要かと。
・まだ構想に近い段階だけど、細胞をインクジェットから射出して積層し、臓器を作る可能性を探る考え方もあるらしい。サーマルインクジェットプリンタだったら、吹き付ける細胞がぶっ壊れそうな気がするけど・・・大丈夫なんだろうか。


こんなところです。
あと一歩、という感じですかね。