制度の悪さを糾問しても

多分先月くらい、久々本を買う旅に出てきました。
行き先は相変わらず栄。丸善・マナハウス・そして前回発見したでかい本屋あおい書店。
悲しい話ですが、栄地区の本屋ことマナハウスも、来月末で閉店してしまうそうです。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007100402053862.html
しかしこの記事、閉店ばかりを強調してるなぁ。すぐ近くに、かなりでかい規模の本屋・あおい書店名古屋本店ができた影響が計り知れないわけで、別に減っていく一方、みたいな論調で書かないでもねぇ・・・。
はっ!実はこの記者シラナイワケジャネエダロナ・・・。
実際、今回まわってみたところ・・・丸善で読みたい本4冊みつけちゃったせいで、もうおなかいっぱい。自己制御でマナハウスにての購入を控えてしまう。あおい書店もその後行きましたが、ぶらついているとO・K氏からナンを食う会に拉致されてしまい何も買わず退散。


さて。先日読み終えたのはこの本でっす。

ユビキタスとは何か―情報・技術・人間 (岩波新書)

ユビキタスとは何か―情報・技術・人間 (岩波新書)

ユビキタスものの本でっす。
前にももっと、工学系のユビキタス本を読みました。(http://d.hatena.ne.jp/shun_t/20061029/p1)
新しそうな本だったので、もっと最近のユビキタス傾向を知れるのではないかと思い、購入。


読んだ中でそうですかぁ、と思ったのは・・・
・モノや場所にuコードをつけてやりたいことは、「現実空間の認識」。コンピュータに入っているたとえば在庫などの情報と現実の情報には食い違いがありえ、それは間に人間の入力という介在があるかららしい。
ICタグには様々な種類(電波が強いが電源が要るアクティブ・電源がいらないパッシブ、他)があり、状況に応じて各種を使い分ける、というよりは各センサーすべてを読み取れるような装置を使ってそれぞれの特性を使う。
・EPCグローバル・コープさっぽろ・各所での実証実験が行われており、電子タグを使用してできる応用例は計り知れない。
くらいかなぁ。
なぜだか知らないけど、イマイチわくわくしないなぁ。現実空間の認識といっても100%ではないと思うし、現実空間である以上抜け道的な認識漏れは免れないと思うのですよ。特に電波である以上は。それを思うと、人間が介在する云々の言はあまり意味を持たない気がする。
今のところ応用例も、ICタグをなんとか活用できないかと模索している感は否めないし、そんな状態でICタグの埋め込みだけ進めても、予算の無駄遣いで終わってしまう気がしてならない。
制度に言及するほどの有用性plentyな説得力はまだ感じない。


あー、なんか面白い技術や物理現象、どっかで出てこないかなぁ・・・この際宇宙人でもいいよ・・・(現実逃避