ちょっとぞっとする話

その1.

先日、たまたま実家へ帰っていたときの話。
その頃はまだFFXをクリアしておらず、某PCのビデオボード*1にPS2*2を接続して遊んでいた。
そのPCはいわゆる自作DOS/Vで勿論スピーカーなどついておらず、長いこと音の出力なしで使っていた。


先日、ほとんどFFXをプレイするだけのために、そのPC用に小型のやっすいスピーカーを買ってきた。
勿論音声信号を音に変えて出すだけの装置なので、不具合などあろうはずもない。
その日まで特に変わったこと、例えば雑音が入るということもなく*3、使用していた。


ある日の夜、たまたまFFをプレイしておらず、スピーカーの電源だけをつけていた。勿論静かなもんだった。
別のPCでネットを閲覧していると、突然スピーカーに
・・・・ッブブゥゥゥゥゥゥンガッバリッ!!
という雑音が入った。
おおぉ!?と驚いた私はスピーカーの方を見たが、既にスピーカーは平常を取り戻していた。
遠雷か!?タクシーの無線でも拾ったか!?と私は科学的にしばし考えていた。
すると、向かいの部屋の方から・・・
・・・・・・チゥゥゥゥゥゥゥ!
え?何この音・・・というか鳴き声!?


ガバッと自分の部屋の扉を開け、隣の部屋の電気をつけると。
足元の粘着式ネズミ取りに、小さめのネズミが二匹伸びていた。
一匹は既におとなしく観念していたが、もう一匹はそれを助けに来たのか、まだじたばた逃れようとしていた。


あえなく御用となったネズミ二匹は、そのまま燃えるゴミ行きとなった訳だが、あのとき鳴ったスピーカーの雑音はもしや・・・このネズミの、特殊な緊急電波でも受信したとでもいうのだろうか。
小生、専門が工学物理系なので、とんとこのような生物学は詳しくないのだけれども、コウモリは超音波を出して空を飛ぶというし、ネズミが何か危機信号を発していたということで納得しておこう。

その2.

その日も黒川へ帰り、自炊しようとしていた。
何はともあれ、米を炊かないことには飯が完成しない。


小生は面倒臭がりなので、米の袋はポリバケツに入れるようなことはしていない。
袋のかどっこを小さく切り取って、折りたたみ、他のビニール袋に入れた状態で流しの下へ置いてある。


大体普段から、飯は一合食えば腹を満たす。
炊飯器付属の計量カップを出し、米の袋を持ち上げ、カップに米をさーっと注いでいると・・・

ボトリ

何か黒っぽい塊がカップに落ち、飛び出ていった。瞬時に分かり、ぜんしんのみのけがよだつ



ゴキブリだ。

その頭文字Gはカサカサと逃げ、慌ててGスレイヤー(丸めた新聞紙のこと)を用意するも物陰へ逃げ込んでしまった。


とりあえず、その日の飯がまずかったのは、小生の料理の腕とは無関係だろう・・・。
勿論その後、米袋用のポリバケツを用意したのはいうまでもない。

*1:ALL-IN-WONDER 8500DV

*2:超初期型SCPH-10000

*3:イヤホン接続したら、始めのうち普通だったのに、数週間後ボーーーっという雑音が入るようにはなったけど。あまりにボー音がうるさかったので、イヤホン接続は全くしなくなった