ドキッ!VineだらけのNIS大会。

Vine3.1か3.2でNISを構築する場合の個人的覚書。
ypserverの導入法は、正直見たWebによって細かい点が違うことが多くて悩んだり。そしてあまり覚えていなかったり。
覚えた事は、NISデータベースの更新は
cd /var/yp
make
とすれば良いと言う事。


ypserverはあるものとして、クライアントの覚書。
・物理的にLANケーブルが正しいypserverのネットワークにつながっているか確認する。(一度これで悩んだ)
・ypbindの存在を
rpm -qa ypbind
で確認する。なければ
apt-get install ypbind
ででも入れる。portmapが走っていることも一応確認する。
・/usr/sbin/setupか何かで、ypbindのサービスがデフォルトで起動するようにしておく。
・/etc/sysconfig/networkに
NISDOMAIN=(NISのDOMAIN名。ypserverで決められている)
を追記する。
・/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0とかに
DHCPDCDARGS="-Y -N -R"
とか書く。(後のyp.confの設定をdhcpdが勝手に書き換えられないようにするため。ついでにntp.confとresolve.confの設定も書き換えないようにしてある。場合によっては、自動設定されていたDNSサーバが設定されずにネットにつながらない、なんてこともにもなりうるので注意)
ちなみに、/etc/sysconfig/network-scripts/ifまで書いてTabを押しても、始めはPATH補完されなかった。lsでnetwork-scriptsを一度見ると補完されるようになった。謎?
・/etc/yp.confに
domain (NISのDOMAIN名) broadcast
とか書いておく。
・意味があるかは分からんけど、/etc/yp.conf.svに
domain (NISのDOMAIN名) server (NISのIP)
も書いておいた。
・/etc/host.confに、orderの最後にnisと追記
・/etc/passwdの最後に

+::::::
と追記。
・/etc/groupに
+:::
と追記。
・/etc/nisswitch.confのpasswd、shadow、groupに、スペースで区切ってnisと追記。
nisをfilesより左に持ってこないと、ログインしてファイル作ったとき、グループのID設定にNISを使わずちぐはぐになることがあった。


これで再起動。/etc/init.d/ypbind restartでもいいと思うけれど、NISDOMAIN名が再起動後もちゃんと設定されるか不安なので、一応再起動。(ちなみに失敗していたら起動に長時間ウダウダ)


うまく行っている様だったら、外からsshなんかでypserverのアカウントでログインできる。が、/home/がないのでその点のエラーが出る。
その後fstabでhomeのNFSも設定。NFSサーバが192.168.0.1ならば
192.168.0.1:/home /home auto,user,exec 0 0
とか書いておく。execがないと、マウントした場所でプログラムの実行ができない。


debian系ではypbindではなく
apt-get install nis
らしい。
debianツカイハココミル。オマエラタチマチゲンキ。
http://kirk.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~imazato/pukiwiki.php?%C0%DF%C4%EA%A5%E1%A5%E2%2FDebian


Vineインスト時も、変な状態になることがしばしば。
X起動時にハングったり、言語設定がなぜか英語で起動したり。ルートでXにログインしてると、動作が遅延するようになる謎現象も。
そういう場合は仕方ないのでVine3.1試したり、もう一回インストしてみたりと。
嗚呼悩ましい。