新聞社への風当たりが微妙に強い?

特殊指定見直しのお話
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060316/mng_____sya_____008.shtml
取材源が公務員の場合守秘義務の堅持から隠匿が認められないとかいうお話
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-11969-storytopic-11.html


前者については、国政等権力に対する監査批判役を受け持つ新聞社群を、価格競争によりある意味「自滅」へ導こうとしているような悪意を感じる。
後者については、ただでさえひどい隠匿馴れ合い体質を持つ公務員制度を、さらに助長できるようにしようとする悪意を感じる。


もしくはいずれも、公正取引委員会及び地裁の、現在の制度に至るまでの過程に対する不勉強さが露呈されているような気がしてならない。
これからの時代にそぐうそぐわないという新しさを追求するだけの局所的な話ではなく、温故知新の「温故」はまるで忘れたものとされているようで、どこまで重視されているのかと疑問に思う。



しかし、科学論文のレフリーにしたって、自分の専門分野と異なる場合は、なんらかの評価をしつつも素直に「少し専門に疎い」として正確なジャッジができるレフリーに回すことはあるのだけれども、裁判官も本当に正確にそれなりの専門の人を選ぶことができているのか、少し疑問。
これは、私がその制度をよく知らないから、っていうだけなんですけど・・・。