Windows XP デフォルト:リモート******

多分、Windows98系統にはこの機能がなかったような・・・。
いわゆる、PCの遠隔操作。「リモートデスクトップ」。
インターネット接続などを通じて、離れたWindowsのデスクトップ画面を、ローカルなPCの画面内に映し出し、操作をすることができるというやつです。


Windows98系統には、デフォルトでその機能がついていなったため、例えばVNCやらDesktop-On-Callやら、pcAnywhereやらといった、別途の遠隔操作系ソフトを導入する必要がありました。
Windows 2000にはないかというと、そういう訳ではなさそうです。これはよく知らないのですが、NetMeetingを使えばできるんですか?
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/070rdesktop/rdesktop.html
で、Windows XPには、始めからデスクトップの遠隔操作ができるソフトがついている、と。
詳細↓
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/xp_feature/012remotedesktop/remotedesktop_01.html
この機能は普通に便利です。これは知らなかったのですが、リモートのリソース、というかドライブを共有して、ファイルをローカルに持ってくることとかもできたんですねぇ。できないものと思っていました。


で、ここまでなら、はい便利ですね、で終わりなのですけれども。
個人的には、謎機能だと思うもの。「リモートアシスタンス」。
こちらも、Windows XPならデフォルトでついてきます。
リモートデスクトップは自分で自分のPCを遠隔操作するものであるのに対し、こちらは他人に自分のPCを遠隔操作してもらい、PCの問題解決の手助けをしてもらう、というものらしいです。
使い方の詳細など↓
http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/winxppro/maintain/rmassist.mspx
このページでは、アクセスを許可するのにWindows Messengerを使っているようで。他にも、アクセス許可はメールでも出せるようで。


・・・・あるんですけれども。
実際に使う場面として。PCにあまり詳しくなく、本当にたまに使う程度の人に対して使うんですよねぇ・・・きっと。
まぁ、ネットワークのトラブル解決にはまず使えない場合が多いと思われますね。そもそもネットにつながらない!という場面で使えるはずもない。

IF 状態=ネットにつながっている。
PCにあまり詳しくない人は、それほどPCの前にずっといたりする人間ではない場合がほとんどではないでしょうか。すなわち、Messengerなど導入していない場合の方が多い。リモートアシスタンスを使えるような状態にPCを持ってくる時点でも苦労するような。
Windows Messengerでアシスタンスの招待を出すならば。まず、Messengerのアカウント作成から入りますか?多分、PCに詳しくない人は、アカウント作成手順→Messengerで凹むと思います。めんどくさいから、問題解決法を言葉で教えるか、直しに来い、と。非常勤で教えている人間の勘です。
ましてや、上記
http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/winxppro/maintain/rmassist.mspx
など読みこなせるとは思えないので、アシスタンスの招待をするのに、このページの「電子メールを介してリモート アシスタンスを使用する」の部分などを理解し、招待メールを送ってもらうなどとはちゃんちゃらおかしい話だと思います。

逆に、Messengerを便利だと思ってよく使う人間は、トラブルも結構自分でなんとかしちゃうんじゃないか、とかも思ったりもしますが。たまたま、PCに詳しくなくても、Messengerを使える状態で、トラブルに出会い、アシスタンスが欲しい場合。
これは、アシスタンスが欲しい人間をMessenger上で右クリックして、招待するだけでいいですね。
・・・で、トラブル解決。ハード関連。ソフト関連。
うーん。遠隔操作で直せそうなのは、ハードのドライバ関連?ドライバがネットワーク関連と競合して、ネットにつながらなくなったら大笑い。再起動させて起動しなくなったら大笑い。つーか、ソフト的に結局解決しなかったら、直接ハード見るしか。
ソフト関連のトラブルは・・・Messenger使えるなら、わざわざここまでせんでも、Messengerから教えられるような気もする。どこどこのWebを見ろ、とか。
「あの機能どこにあったっけ?」「じゃあ、リモートアシスタンス招待して!・・・ここ、ここ」は多分ないと思います。自分の家族のPC援護とかなら、始めっからリモートデスクトップしとけばいいしねぇ。
それで解決しないような問題にぶち当たってしまった人の場合。リモートアシスタンスで助けるようなレベル以上の問題になってくるような気がします。



結局、招待するまでの手順がちと複雑なんではないですかね。リモートアシスタンスで助けられるレベルの問題より簡単に、手順を作らないと。
リモートアシスタンスを使うのにリモートアシスタンスが必要です。
セキュリティ?んなこと知りませんよ?

助けられる側がリモートアシスタンスに慣れなきゃダメぽい、と個人的には思いますが、どうなんでしょーね?