学者とは理屈っぽいものである
ほんのスキマ時間にダッシュで丸善の平積み本をチェックしたときに買ったこの本。
やっと読み終えました。
世界一深い100のQ いかなる状況でも本質をつかむ思考力養成講座
- 作者: ロジェ・ゲスネリ,ジャン=ルイ・ボバン,吉田良子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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平積みからざっと見て、Qとそれに対する答えが小セクションで区切られて書かれているので、細切れ時間でもそれなりに読めるかなと思って買いました。
また、Qに対しては雑学っぽい回答を期待して。
ところが。
この本、期待したほど雑学っぽい本ではなかったなぁ。
というか、Qに対する回答が、いかにも学者っぽく斜め上方向。
なにやら理屈っぽいことが色々書かれてはいるが、読んでて、もやっとする。で、答えは?ってなるものが多い。
要するに、Qに対する答えをさらっと求めるのではなく、そのQに対してはさらに深淵に考えるべき先があるぞ、というような回答を理屈っぽく述べている。
いかにも学者っぽいね。
自身、元々研究者の端くれっぽい真似事していたナニカだった訳で。
今は市民のためにサービスを提供する公務員。
物事を分かりにくく理屈っぽく考えるのではなく、サービスを享受する人と一緒にサービスを提供する組織内の人に、できるだけ分かりやすくかみ砕いて説明していくべきのが常の立場になってしまった。
でも結局、分かりやすく説明するスキルはなかなか身につかず、これも一つの才能なんだろうなと思う今日この頃。
ない才能の範囲内で最善を尽くすしかないのね・・・。
案外世の中、そんな三流説明で回っているのかもしれん、と、甘い事を考える今日この頃。