久しぶりのPCハード作業

とても久々にPCの増強をします。
several年単位でPCの部品をいじることをしていなかったのですが、依頼受諾および自分のスキル維持を兼ねて、取り組んでみました。

今回増強したのは・・・LIFEBOOK CH55/J。
オリジナルスペックではWin8入りのcorei5、メモリ4GB、HDD500GB。CPU的には現役問題ないような印象ですが、メモリが寂しいのと、いまどきHDDってのもなーってとこです。

つーことで、もう10年弱前に発売されたPCのようなので、メモリ増強とSSD化だけでもだいぶ操作感違うだろう、とたかをくくりました。
交換先は
 メモリ:SO-DIMM GSK F3-1600C11S-8GSQ(DDR3-1600 PC3-12800 8GB)
 SSD:Crucial MX500 CT500MX500SSD1JP
です。値段重視、約1万円。ネットで買おうとしたけど、急ぎ欲しかったのとそこまで値段が変わらなかったので、大須ドスパラで仕事帰りにさくっと購入。ふくよかな店員が早口に私語しながら応対でやたら態度悪かったのはあるあるですね。

 

さて、実作業です。
本体にはねじ山は見えていません。防振のような〇型キャップ(ツメつき)をこじってなんとか外すと(結構取りにくい)、プラスのねじ頭がみつかります。これを4つ外すと裏ブタが簡単に・・・簡単に・・・簡単に・・・取れないね。
蓋を折らないように、丁寧にはがすように輪郭を外していき、取り外します。

まずはメモリ交換をと思い、安全のためバッテリーがつながってるカプラを外そうとしたのですが・・・固かったのであきらめそのまま作業です。
メモリ交換自体はかなりあっさり作業。念のためSSD交換前の時点でHDD起動し、メモリが増えていることを確認します。一気に部品交換すると、原因箇所分からんくなるからね。手堅くいきます。

 

次に、SSD。かなりクローン作製にてこずりました。(以下、LT(Long Time)と書かれている場面には数時間単位での時間を費やしています。苦労してますネ。)
手持ちの古いAcronis True Imageで、バックアップも兼ねてHDDイメージを作り、SSDに書き込む予定でした。
Acronis True ImageをWin上で起動したのですが、イメージ作成は成功した(LT)ものの、SSDへの書き込みができない。ターゲットとして、デバイスの表示はあるものの、グレーアウトして選択できません。
ディスクがロックされてるのかなと思い、Acronis True Imageのブートディスクで起動すると・・・今度は、イメージファイルを作った2TB HDDが認識されない。万事休す。
しょうがないので、SSDに付属(?)のAcronis True Image for CrucialをDLインストし、イメージ作成とSSDクローン作製(LT)。今度はクローン作製までは勧めましたが・・・CH55/Jに差し込んでも、起動ディスクがないようなメッセージが出ました。


うーーーーーーむ。ソフトが悪いのか?と思い、何かフリーなディスク複製ソフトがないか探し・・・・・検索結果からものすごーーーーーーーーーーーーくうさんくささを感じた「EaseUS Todo Backup Free」をやむなくインストしてクローン作製。
初回のクローン作製はエラーで途中停止。セクタ単位で実行すればできるかも的なメッセージが出ていたので、チェック入れてクローン作製。(LT)
プロセスは完了したので再度CH55/Jに差し込んでみると・・・黒背景Fujitsuでしばらくうなり・・・なんか今度は白背景にFujitsu表示でうなり・・・「トラブル解決ナビ」起動。ナニコレ?

しかも何の役にも立たないじゃん。表示されるがままにキーボードの種類を選択しても、よく見るWin10のセーフモード的画面に移るだけ。そして、その先のどの選択肢に進んでも解決する見込みなし。

 

うーん。ここでふるーーーい記憶を思い返す。
こういうHDD移行とか、ディスククローンとかって、元のディスクの論理状態等ときれいにしとかないと、うまくいかないことなかったっけ?
事実、EaseUS Todoとやらでの作業中、エラーが見つかったようなメッセージを見たような。
てことで、元のHDDをCH55/jに戻し、オリジナルの状態を確認してみる。
うーん、気になる点1。WindowsUpdateが待ちになっていたので完了させる。(LT)
念のため再起動して再度WindowsUpdate。今度はOfficeがアップデートされる。
そしてCHKDSK D: /F。のちにCHKDSK C: /F。

ようやくこの段階でまたクローン作業に戻ります。
今度はAcronis True Image for Crucialに立ち返り、クローン実施。
CH55/Jに差し込んでみる。
あっさりうまくいった!!!!!

そうなんだなー。オリジナルのディスクの状態って、大事なんだなーと復習した日でした。

 

あ、ちなみに。

劇的に早くなったかは・・・微妙・・・だと・・・?

 

あけまして おめでたいのか? コロナ禍で

某日進のショッピングモールにて、昔から毎年新聞等で川柳を読んでて絶対面白いだろう!と確信して買った本。 

サラリーマン川柳 とびきり傑作選

サラリーマン川柳 とびきり傑作選

  • 発売日: 2020/06/10
  • メディア: 単行本
 

ところが・・・。
始めの方はまぁ、いつも新聞等で楽しみに読んでいたように、ベスト10やベスト100を面白く読んでいました。
だがしかぁし。途中からは、同じ川柳が繰り返し繰り返し出てくるだけで、引き伸ばし感が満載。読むだけ時間の無駄、の実感がありました。
アレですね。サラリーマン川柳って、新聞等でベスト10を読む程度で、楽しみ方としては充分なんですね。この本買って、特にそれ以上の楽しみはほとんどなかったかも。

 

と、批判的なことだけ書いても何なので、提案的にこちらをご紹介。 

これ、どこで買ったんだろな。Kindle版って上の商品には書いてあるけど、本で買いました。
本の帯とかで「理系あるある」「研究者あるある」とか大雑把に括って謳ってますが、川柳の内容、ほぼバイオテクノロジー的に偏ってますから!!

 と、文句は言いたくなるものの、川柳的には特に理系なら、案外心に響いて
とてもニヤニヤしながら読ませていただきました。

「包括的な意味での理系」人なら伝わるものをピックアップさせていただきますと・・・
 実験が 全て順調 嫌な予感
 基礎研究 「役に立つの?」は 禁句です
 いにしえの 技術を誇る 老教授
とかですかね(ピックアップに問題ありましたらご教示ください)。

これらでニヤリとした方は、Let's take a look!

研究室に置いておく価値アリ?

 

せっかく読んでも活用できるような暮らしを送っておりません

periodic(久しぶりにこの単語書いてみたかった)に技術や数学的な本も読もうということで、タイトルに惹かれて衝動買いした本&復習がてら買った本です。
実は、先回ここで書いた本よりも先に読み終わってた。 

感想。
んーーーーーーーーーーー。
あえて歯に絹着せずに書くと・・・どちらも、もっと面白く読みやすい構成にできそうな印象。


例えば前者の本。せっかくこんなに面白く数学記号を集めたのに、なんだか内容に期待とズレてる感が‥。
記号の歴史的な経緯を書いてくれたのは面白く読ませて頂きました。が、吹き出しつきキャラクターの挿入が悪目立ちしていらん気がするし、高校生の教科書の基本復習程度の内容の解説は飽き飽きしていらん気がするし、上弦下弦の月の話とかボリューム増やすために無理やりいれてんのとか思えるし、なんかテンポの悪さが読後感を微妙にしているような。

 

そして後者の本は。
もしも昔、基礎教育科目的に、フーリエ変換の基礎を一通り勉強したことがあるのなら、6章くらいから読み始めてもいいのかもしれんですね。すると、読み終える時間が全体の三分の一くらいで済みます。

もとい、このタイトルからフーリエ変換の本読もうと思っている人は、既に基本的な内容は知ってて手に取る可能性が・・・。
7章は、インパルス応答の話とか、思い出しがてら面白く読ませて頂きました。

 

んー、そろそろどっかに、フリーでCPUパワーだけ使わせてもらえるLinuxクラウドとか発生してないものだろうか。

たまには数値計算とかしてみるのも気分転換になるのかも。癒しが欲しい。

よーく考えようー 思考は大事だよー

ジュンク堂書店でパラパラっとめくっただけなのに、面白そうとすぐに直感したのはこの本。(直感して駄本だったことももちろん山ほどですが・・・そんな話題はたぶん次回くらいか)

思考中毒になる! (幻冬舎新書)

思考中毒になる! (幻冬舎新書)

 

 他にも読みかけの本はあったのですが、追い越して一気に読み終えました。

何より中身が分かり易く読みやすく、さらに実用的という。

 

「普段、あまり考えずにルーティン状態で仕事をしている」

うん、正にその通り。現在の業務内容柄、何も起こさず平穏に現場を回せていれば毎日が過ごせる幸せな状態なもので・・・。

もちろん思考してより業務改善をしろよと言われればそうなのですが、前の業務と前々の業務が実はうつ病発症してたんじゃないかと思えるほど残業ばかりだったので、無意識にそういう状況にならないよう思考停止している自分がいるのは確かだ。

 

しかし、頭というのも筋肉と同じ。使わなければ弱る。考えなければ鈍る。ボケる。

ということで、空き時間に思考する癖をつけるためのヒントがないものかと拝読しました。

なるほどうポイントを書きつくると・・・

・思考力の有無は生まれつきのものではなく、意識することで習慣化できる。

・「今、何をやっているのか」という目的を意識して(練習などをして)いる人=考えている人は何をやっても成果が出せる。

・目の前で起きている出来事を「自分ごと」として観察し、先の見通しを予測すれば、具体的な行動ができる。

・インターネットはあらゆる知識の宝庫だが、意外と検索が串できていないことが多い。例えば、あるキーワードを学生に与えてグループで5分以内でどれだけ深く検索できるかをやってもらうと、検索結果に大きな差が出る。実際、インターネットの情報が玉石混合だが、検索を繰り返せば精度を高められる。

・何も起きていない日常を面白おかしく書けるようになったら、思考のレベルは確実に向上している。

・「予算がない」というのもクリエイティビティを刺激する制約である。

・思考するときの一つの方法は「分析」。例えば一つの事故を「偶然の出来事」「個人的なミス」で片づけず、徹底分析するのは重要な思考の作業。

・アレンジ思考でも十分、それがイノベーションにつながる。何かと何かを結びつけてアレンジしただけで、世の中を一変させるような価値を生み出すことは可能。

いっぱいあるなぁ。

 

 

黄色い足跡を探せ!

日々、家と仕事場を往復するだけの生活。

本当はそろそろ何か、新しくゲームでも始めたい思いもあるのだけど・・・。

そんな生活の僅かな隙間でも遊べるゲームとして、惰性でポケモンGOを続けている。

どんどんVerUPで遊び方が増える中、定期的にこなすタスクも増えていくという難儀な話。

 

そんなタスクの一つとして、

 相棒と遊ぶ

というものがある。そう、世間で流行り(?)のAR機能を活用して、相棒ポケモンを目の前に呼び出し、遊ぶ機能である。

遊ぶことで相棒との絆を深めるハートがゲットできるため、日替わり時に狭い自室にて、ところせましと相棒を呼び出す訳である。

 

問題は、相棒の呼び出しAR機能である。

相棒を呼び出す際、カメラが起動し、目の前の風景が映し出される。カメラを幾何か動かしていると、そのうちに「黄色い足跡」が表示され、そこをタップすると、そこに相棒が出てくるスンポーとなる。

だがしかし。部屋が狭いせいか。

時折。

いつまでたっても「黄色い足跡」は表示されないことがある。

「平坦で開けた場所に向けてゆっくりカメラを動かしてください」

動かすこと1分。出ない。

動かすこと5分。出ない・・・・・・・。

一旦呼び出し中から抜け出し、再度呼び出し状態に入ってみるが、それでも全然でてこねぇ事がある。

さらに、でかいポケモンの場合。

呼び出してもポケモンが近すぎるので、もう少し距離をあけてください」なるうざいエラーで相棒が見えない。

そして狭い部屋ゆえ、下がって距離開けようとして窓に張り付いても見えないんだが?

時は0時を回っている。さっさと相棒を呼び出してタスクこなして寝たいってんだこんちくしょう。

 

そんなある日。狭い部屋でも安定して呼び出しやすい方法が分かったかもシレン

保証は全然しないけど、おまじないと思って試して遊ばせ。

  1. まず、スマホを床に水平に置きます。

    f:id:shun_t:20200609224906p:plain

  2. この状態でスマホを操作し、相棒呼び出し状態(カメラを起動した状態)にします。
  3. スマホの上部をゆっくり起こします。

    f:id:shun_t:20200609235158p:plain

  4. うまくいけばこの時点で「黄色い足跡」が表示されますが、されない場合は・・・そのままゆっくり上に持ち上げます。

    f:id:shun_t:20200609235402p:plain

 

これで、結構な確率で「黄色い足跡」が出てくると思います。

ちなみに、わが部屋の床は簡易絨毯が敷いてありますのでご参考までに。

 

・・・おそらく、カメラに映った画像の変化とスマホジャイロセンサーの値の変化を元に、平面感のある部分(黄色い足跡)をみつけるんでしょうね。

自分の場合、映りこんでいる絨毯の模様と、ベッドの端のラインの変化から割り出してるんだと思います。(ベッドのすぐ横の床に置いてやっています)

床が絨毯でなく、格子模様だったらもっと早く足跡が出てくるのかもしれないですね。

 

 

 

 

 

過去、この日(https://shun-t.hatenadiary.jp/archive/2008/08/24)に書いたように、こんな本を読んだことがあった。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

  • 作者:福岡 伸一
  • 発売日: 2007/05/18
  • メディア: 新書
 

父親に紹介され、どうやってこういう本を探してるんだろうと思ったものだったが。

 

今、自身も人類として例外なく、昨今の禍(か、と読むらしい)に社会的に巻き込まれ。
ふと、上記の本が引用された書評を見かけ、ウイルスが生物か無生物かの議論が書かれていたのを微かに思い出しつつ、紹介されていたこの本で改めて復習してみようかなと思った次第です。 

ウイルスは生きている (講談社現代新書)

ウイルスは生きている (講談社現代新書)

 

読んだのは、お手軽Kindle版です。

 

こちらの本ですね、真ん中の辺、結構専門的な記述も多く、理解する前に飛ばし読みした部分も多々あります。
という言い訳をしつつ、いつものようになるほどうポイントを挙げます。
・中世ヨーロッパで恐れられた三大疫病は、ペスト、ハンセン病、「聖アントニウスの火」。なんかの伝説ぽい名前の三つ目は、かかると焼けるようなひどい痛みを伴って、手足の末端から壊死が起こり、腐り落ち、最悪は死に至る病らしい。ひぇ。。。なぜ聖人アントニウスの名前を冠したかは、例によって諸説あるらしい。原因はライ麦パン内の麦角菌が出す麦角アルカロイド
・なぜウイルスが作り上げてきた機能を、うまく利用することで、哺乳動物は合胞体性栄養膜を作れるようになったか、の説明で突然PCの例えが出てきて面食らった、がめちゃよく分かった。
ある機能を果たすモジュールをウイルスが作り、それが感染に伴って宿主ゲノムにあたるOSに持ち込まれ、OSはそのモジュールを自己のシステムにうまく取り込み、役に立つプラグインが実行できるようにバージョンアップしてしまった。
なるほどう。
・生物進化の歴史を描いた有名な模式?として「生命の樹」がある。普通に学校で勉強していれば、目にすることがあるだろうアレだ。イメージ的にはアレは、平面的に樹が垂直に(時間軸)伸長して枝を伸ばして分岐しているものだったが、フォード・ドリトルが発表したものはなんと!枝が平面方向だけでなく、水平な奥行き方向面にも三次元的に分岐して描かれており、これは同時代に存在する他種の生物同士の遺伝子のやりとりがあることを表現している。
この遺伝子のやりとりは、ウイルス(ファージ)がかなり関与していると考えられている。大半無害な大腸菌が凶暴な菌であるO157に変化したのも、この水平方向の遺伝子のやりとりによると推定されている。
・ウイルスとは何か?生物か無生物か?のようなことを考える際にありがちな問題として「手足のイドラ(幻影)」がある。円状の形から突起が数本出ている形のウイルスに、仮に目と口を描いてみると、突起が手足のように見えてきて「生きている」ように見えてしまう。要するに、「生物とはヒトのような形のもの」とか「生物とは哺乳類のような形態で活動しているもの」という、直感的な先入観に、「生物」の定義が引きずられてしまうこと。うーんなるほど、さもありなん。
どうにも、「これやってれば生命活動だろう!」という要素が、ことごとく覆される例があるようで、非常に難しい問題らしい。
ウイルスは自己の維持に必要な代謝をしないので生物ではない、と言うなら、人間だってアミノ酸代謝系の一部を外部環境に依存しているそうだ。

 


結構長くなってきたので、これくらいにしよ。

人類とて、宇宙から見ればチリ以下の存在・・・。そこをベースにして生きているとは何か、と語るとは、ちゃんちゃらおかしいことよ・・・。

 

 

時々思索する

 今般の新型について。

日々、感染者数拡大や経済状況の悪化等が目下の報道の注視点になっておりまして。
一方で、産業活動が恐ろしく歴史的な地球規模で強制的に抑え込まれている結果、石油類や有機燃料の熱エネルギー変化が抑え込まれ、CO2排出が大幅に減少し、地球温暖化の進行が有意のレベルで緩慢になっているという視点もありやなしやではなかろうか。
 
四月も終わりなのにやたらと寒かったので、そんなことを考えてみた今日この頃。
しかして、感染や経済状況の悪化等で苦しまれている方におかれましては無粋な空気な読めない考え方で申し訳ない。
元・科学者とは、そういう思考をするものなのです。